「禿げてきたし、たるんできた」ジュード・ロウ、自身の最近について語る
イギリス出身の俳優ジュード・ロウは、米ライフスタイルメディア「ドゥジュール」のインタビューで、歳月とともに変わる自身のイメージや映画での役割について語った。 【写真】METガラ2024で、ヴェルサーチェに身を包んだジュード・ロウ 映画『Le Jeu de la reine(原題)』では、ジュード・ロウは紳士のイメージを打ち砕く必要があった。彼は先月の「ル・フィガロ・マガジン」のインタビューで明かしたように、恐ろしく嫌悪感を抱かせるヘンリー8世に変身した。変わり果てた体、病的に変形した脚、ボサボサの髭だけでなく、彼に近づく人々に嫌悪感を抱かせるため、「悪臭を放つ香水を周囲に撒き散らした」と彼は語る。これは、『クローサー』から『ホリデー』までの多くの名作映画で演じてきたハンサムな男性のイメージとはまったく異なる風貌だ。ジュード・ロウは、「ドゥジュール」とのインタビューで、「自分がハンサムな男性を演じているような感覚はあまりなかったが、魅力的なエネルギーが求められる役柄もあった」と語った。
魅力的な男性役にサヨナラ
ジュード・ロウによると、逆に彼は初期の頃、容姿をあまり十分に活かしていなかったという。50歳の今ではそのことを後悔さえしている。「20代前半には、自分の容姿に逆らおうとしていたが、今ではたるんできているし、禿げてもいるから、もっとその容姿を活かしておけばよかったと後悔している」と彼は打ち明けた。 7人の子どもの父親となったジュード・ロウは、ここ数年、「魅力的ではない役柄」を得ていると感じているが、それに不快感は感じていないようだ。「見た目で競う必要がないことに満足している」と彼は述べた。 近年では、『ピーター・パンとウェンディ』のフック船長役、『The Order(原題)』でのFBI捜査官役、『スター・ウォーズ』の新ドラマ「スケルトン・クルー」のジェダイ役を演じた際に、ふさふさの口ひげを蓄えている。ダンディな役はもうおしまい?
text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr)