張本智和「1+1は2以上と兄妹間で感じている」 妹・美和と番組で互いの存在の大きさを語る
BSテレ東で、卓球男子世界ランク3位の張本智和(21)=智和企画=、女子で6位の妹・美和(16)=木下グループ=に密着した番組「卓球 張本智和&美和 兄妹の今とふたりで描く未来」が3日午後11時から放送される。 兄・智和は昨年、1月の全日本選手権で6年ぶりの優勝を果たした。だが、2大会連続の大舞台となったパリ五輪は3種目でメダルに挑戦するも届かず。その悔しさを力に変え、10月のアジア選手権男子シングルスで日本勢50年ぶりの頂点に立つなど、世界ランク3位で終えた。 一方の妹・美和は全日本選手権で準優勝し、2月の世界選手権団体戦は初出場で銀メダル獲得。16歳で代表に選ばれ、日本卓球界初の兄妹出場となったパリ五輪では女子団体銀メダルに貢献。アジア選手権では団体決勝で中国を破って優勝と飛躍の1年を送った。 番組では激動の2024年を過ごす中で、兄は妹の活躍から力を得ていたと明かす。ミステリーツアーで渡った無人島でのロケで「混合ダブルスじゃないですけど『1+1は2以上』っていうのを兄妹間で感じているような。それを僕の方が恩恵を受けている。与えてもらって、僕はちょっとしか与えてないような気がするんですけど、本当にそれぐらい力をもらっている」と語った。 妹・美和は五輪や世界選手権など、これまで経験のない大舞台を次々と踏んだ。その過程を「いつもお兄ちゃんのレベルの高い大会を見ていて、自分も来られるようになったんだとかうれしい気持ちもありますし、不思議というか、そんな感じで大会中を過ごしていたので。本当に実感がないです。本当に(2024年は)信じられないことばかり」と振り返り、パリ五輪での舞台裏も明かした。 2人は年末に帰省し、仙台市内の実家近くにある神社に参拝。絵馬にお互いの2025年の願いを記す様子なども放送される。まずは1月21日開幕の全日本選手権(東京体育館)。初の兄妹同時優勝を誓い合い、2人で昨年を超える活躍を目指していく。
報知新聞社