【新NISA】40歳の共働き夫婦が65歳まで「月3万円ずつ」の積立投資「年利別」のシミュレーション結果はいくら?
6月は一般的にボーナス月です。 まとまった収入が入るこの時期に、改めて家計や貯蓄を見直す方もいるのではないでしょうか。 【写真全5枚中1枚目】新NISAの概要。2枚目からはシミュレーション結果を「年1・3・5%」でまとめてみる 今年は新NISAがはじまり、より長期的な資産形成もはじめやすくなりました。 この記事では、新NISAについて解説した後、共働き世帯の積立投資をシミュレーションしていきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAとは?
はじめに新NISAの概要を見ていきましょう。 2024年に開始された新NISA制度は、長期的な資産形成を支援することを目的としています。 ●新NISA「成長投資枠」 ・年間投資上限額:240万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:上場株式・投資信託など ●新NISA「つみたて投資枠」 ・年間投資上限額:120万円 ・非課税保有期間:無期限 ・投資対象商品:投資信託やETF 非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能 新NISAは上記のように、旧NISAよりも年間投資上限額などが増え、成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能となりパワーアップしました。 この制度の導入により、多くの国民が投資を通じて資産を増やす機会が拡大すると期待されています。
【新NISA】40歳から65歳まで「月3万円」ずつの積み立てシミュレーション
長期的な資産形成として注目されているのが、新NISAのつみたて投資枠の積立投資です。積立投資では毎月一定額を積み立てていくことで、長期的に資産形成することを目標とします。 仮に共働きの夫婦が、40歳代から65歳までそれぞれ月3万円ずつ積み立て投資を行ったとして、年利1%・3%・5%でどのような金額になるのかシミュレーションしてみましょう。 ●【積立投資シミュレーション】月3万円を25年間、年利1・3・5%で運用できた場合 出所:金融庁「つみたてシミュレーター」 年利1%だった場合、最終的な金額は1022万円になります。2人分にすると2044万円です。老後2000万円問題に備えることができますね。 年利3%だった場合、最終的な金額は1338万円なので、2人で2676万円です。 年利5%だった場合は最終的な金額は1787万円で、2人で3574万円となります。 物価高や老後資金の不安が高まる現代においては、老後資金で2000万円以上備えたいという方もいるでしょう。 ただし、実際には運用なので損をする可能性もあります。また、運用成果は後にならなければわかりません。