【新NISA】40歳の共働き夫婦が65歳まで「月3万円ずつ」の積立投資「年利別」のシミュレーション結果はいくら?
積立投資のメリット・デメリットとは?
積立投資のメリット・デメリットも把握しておきましょう。 ●積立投資のメリット リスク分散 積立投資は一定額を定期的に投資するため、買付時期を分散することができます。これにより、市場の変動リスクを軽減することができるでしょう。 ドル・コスト平均法の効果 定期的に同じ金額を買い付けることで、価格が低いときには多く、価格が高いときには少なく買うことができます。一定金額を定期的に購入するドル・コスト平均法では購入価格が平準化されます。 少額から始められる 一度に多額の資金を準備する必要がなく、少額からでもはじめられるため投資のハードルが低く、初心者でも取り組みやすいです。 これらのメリットにより、積立投資は特に長期的な資産形成に適しており、安定した運用を目指す方ははじめやすいでしょう。 一方で、積立投資のデメリットは次の通りです。 ●積立投資のデメリット 短期的な利益が期待しにくい 積立投資は長期的な資産形成を目指す手法であるため、短期的な市場の上昇を活用して大きな利益を得ることは難しいです。短期的な利益を求める投資家には向いていません。 市場全体のリスクにさらされる 積立投資は分散投資の一環としてリスクを低減する効果がありますが、市場全体が低迷するときには、その影響を避けることはできません。リーマンショックやコロナショックのような大規模な市場下落時では、損失が発生する可能性はあります。 投資対象の選択が重要 積立投資といっても、投資対象はさまざま。投資対象によっては損をしたり、長期的に見てもあまり利益が得られない場合もあります。 これらのデメリットを理解し、自身のとれるリスク許容度を把握しながら、長期的な視点で積立投資を行うことが重要です。
夫婦で新NISAの活用方法を考えよう
新NISAは、非課税枠や非課税期間が以前と比べると増えています。 コツコツ積み立てることで、リスクを押さえながら資産を少しずつ増やせる場合もあります。 この記事を参考に、新NISAでの積立投資をご夫婦でも考えてみてくださいね。
参考資料
・金融庁「NISAを知る」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック
宮野 茉莉子