衝撃の大谷翔平人気をフリーマン告白「1万5000人が席を立った」「僕らに興味ない」「どこも大混乱」
ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が8日(日本時間9日)に公開された米スポーツポッドキャスト「ニュー・ハイツ」にゲスト出演。今季から同僚となった大谷翔平投手(30)が巻き起こした〝狂騒曲〟や知られざるプライベートシーンなどを披露した。 【写真】仲良く背比べをするフリーマン(左)と大谷翔平(右) まずは大谷がドジャースの一員となって間もないスプリングトレーニング。フリーマンは「初日に着くと、ショウヘイはすでにキャンプインしていたんだけど、100台くらいのカメラが(スプリングトレーニング施設に)入っていく車を全て撮影していたんだ。彼らはどれがショウヘイか、ヨシノブ(山本由伸)か分からないからね。その多くが日本のメディアだった。僕は人生で今年ほどカメラを見たことはなかったと思う」と驚きを隠せなかったという。 シーズン中は先頭打者を大谷が務め、直後の2番はベッツ、そして3番はフリーマンの定位置だった。大谷が打席に立てばベッツがネクストバッターズサークルで備え、ベッツが打席に向かえば同様にフリーマンが待機した。ここでもフリーマンは球場に詰めかけたファンが見せた行動にビックリしたそうだ。 「ムーキー(ベッツ)と僕はよく笑っていたよ。例えば、8回や9回にショウヘイがその日の最後の打席を迎えたとしよう。1万5000人の人が席を立って球場を後にするんだ。ショウヘイが終わったからって。ムーキーと僕がオンデッキ(サークル)で控えているけど、彼らは僕らのことなんて全く興味がないんだなって」 もちろん、ひがんでいるわけではない。フリーマンは大笑いしながら「ショウヘイは本当にグローバルなスーパースターで、どの街に行ってもみんな彼のことを見たくて、50―50を達成しDHで初のMVPを獲得するから当然のことなんだけど、本当にすごいんだ」と話すと、今度はやや真顔で「みんなが忘れがちなのは、彼がトミー・ジョン手術のリハビリ中であること。腕のリハビリをしていたと思ったら、普通に出てきて本塁打を50本打っていた。そんな彼の毎日の様子を見られたのは、本当にスペシャルなことだった。本当にクレイジーだよ。しかも来年、その彼がピッチングもやるんだよ。本当に衝撃的だよ。それってリトルリーグ時代にやっていたこと。それをメジャーリーグでやっているなんて」。 ほかにもニューヨークで開かれたチームディナーでは大谷とフリーマン、カーショーで割り勘したことも告白。さらに「大谷について人々を驚かせるエピソードはあるか?」と聞かれると「僕が言えるとしたら彼は飛行機に乗るたび、フライト中ずっとコミック(漫画)を読んでいる。アニメのコミックをずっと読んでいる」と明かした。 何から何まで規格外だった大谷。フリーマンが口にした「とにかく、どこへ行ってもショウヘイのおかげで大混乱だったよ」との言葉に今季のすべてが集約されているといえそうだ。
東スポWEB