いくらもらった?お年玉を賢く使う5つのポイント
【ポイント5】貯めることの重要性を理解させる
お年玉をもらったら速攻で使う子もいれば、「今は欲しいものがないけど何か買いたいものがあったときのために」と貯める子もいます。 成長すると貯蓄の重要性を思い知ることになるのですが、子ども時代にコツコツ貯められる子は多くはなく、多くの子は「せっかくだし使おう」と消費に走ります。お年玉の総額のうち2割から3割を使わずにとっておけば、手持ちの金額は増えていきます。 長年貯めていれば金額も大きくなり、ようやく欲しいものが見つかった時に思い切って購入することもできます。毎年お年玉を使い切っていれば、成長するにつれて値が張るものが欲しくなっても手が届かず「コツコツ貯めておけばよかった」と後悔することになります。 社会に出てから貯蓄の重要性を認識するよりも、子ども時代から「お金を貯めておくと良いことがある」と理解させることで子どもの金銭感覚を育てることにつながります。
キャッシュレスの時代だからこそ、お金の教育は大切
子どもたちが成長し、社会に出ている頃は、給料もデジタル形式になっている可能性があります。キャッシュレスは便利な反面、どれくらいお金を使ったかを肌で感じづらく、使いすぎなどの危険性も指摘されることがあります。 子どもの頃から、お年玉の使い方をきっかけに金融教育を家庭で取り上げ、学んでいくことは子どもにとってプラスになります。 実際に働いてお金を稼いでいる親が、率先してお金の扱いをレクチャーしていくようにしたいですね。
中山 まち子