いくらもらった?お年玉を賢く使う5つのポイント
【ポイント3】間違って買ったものをフリマアプリで出品する
お年玉の使い方は「長く愛用できるものを子どもなりに考えて購入する」ということが基本です。しかし、時には子どもがお年玉で買ったおもちゃや商品が「やっぱり違う」と遊ばなかったり使用しないこともあります。 エイっと購入してみたけれど、後から別のものが欲しくなることは、子どもならよくあることです。そういう時は親主導でフリマアプリに出品してみるのも、現代の金融教育の一つです。 親世代が子どもの頃は、買ったけど使わないおもちゃや商品は、封を開けてしまえば返却はできませんし、開封していたら近所や親戚の子にお下がりとして渡すしかありませんでした。 しかし、今では「数回使っただけのおもちゃ」などと明記すれば、フリマアプリに出品でき、欲しい人に購入され、自分の手元にお金が入ることもあります。また、金額も出品者が指定できるため、購入金額と変わらない値段で売れる可能性もあります。 間違って購入した商品を仕方なく手放す場合、フリマアプリを介することで子どもが「モノを売って金銭を得る」という、お金の基本的な流れを体験することができます。
【ポイント4】浪費か、消費なのか、購入する際の見極めを学ぶ
お年玉で普段なら手にすることがない大きな金額を所持すると、気持ちが大きくなって衝動買いすることがあります。 とくにお年玉の使い方を子どもに任せる方針の家庭では、「子どもがお金を使い切るような使い方を阻止する」「物を買う時は冷静に判断させる」ことも必要です。 大人なら誰もが経験している無駄遣い。無駄遣いを繰り返して賢い消費行動が出来ればよいのですが、なかなか難しい問題です。同じようにお金を使っていても、それが浪費なのか、意味のある消費なのかを、買い物をするたびに考えることも金銭感覚を養うことにつながります。 子どもが欲しがっている商品がある場合、以下のような声がけをして無駄遣いかどうか確認させるようにしましょう。 ・購入した後の気持ちはどう変わるか ・日常生活に購入した商品があることで明るい気持ちになるか ・一瞬で使い終わってしまうものか ・耐久性のあるものか ・購入したことで自分にプラスになることはあるか 少し細かいことかもしれませんが、浪費してばかりだと「お金はこう使うもの」と誤解したまま成長してしまいます。 子ども時代のお年玉の使い方で「意味のある消費」を経験していくことで、社会に出てからも浪費を重ねる大人になるのを防ぐ効果も期待できます。