NTベンジンを燃料にするハクキンカイロ

たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回は、石井スポーツ ヨドバシ横浜店のキャンプ用品担当、佐藤洸さんに「気温が低いときに役立つ防寒系アイテム」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。 【写真】環境にも優しいポケットサイズの暖房器具「ハクキンカイロ」を見る（全5枚）

少量の燃料で繰り返し使えるので環境にもやさしい

寒い季節のアウトドア活動では、しっかりとした防寒対策が必要です。状況に合わせて自分で暖かさを調節できるように重ね着をすることも重要ですし、さらには、体を直接的に温める手段も欲しくなりますね。 そんなときにぴったりなのが、カイロです。手軽に入手できる使い捨てカイロを使う人も多いと思いますが、ぜひ注目していただきたいのが「ハクキンカイロ」です。これは、専用のベンジンという燃料を入れて、中で発熱させて温めるカイロ。 ハクキンカイロの歴史は古く、1923年と、100年も前に発明された製品で、白金（プラチナ）の触媒作用による酸化反応熱原理を応用しています。「使用するベンジンも少量で済み、繰り返し使えるので環境にもやさしいというメリットがあります」と佐藤さん。まさに、ロングセラーの定番品なのです。

使い込むほどに本体の見た目にも味が出てくる

製品にはいくつかのラインアップがありますが、佐藤さんがおすすめするのは、「ハクキンカイロ STANDARD」（3920円※税込）と、「ハクキンカイロ mini」（3110円※税込）の2タイプ。「STANDARD」は、サイズが幅68mm×高さ101mm×奥行き15mmで、約25ccの燃料で最大約24時間の保温が可能です。「mini」は、サイズが幅58mm×高さ87mm×奥行き13.5mmとひと回り小さく、約18ccの燃料で最大18時間の保温が可能となっています。 ハクキンカイロは、けっこう昔から使われているアイテムなので、見たことがある人も多いと思います。「登山やキャンプなどでもよく使われていて、使い込むほどに本体の見た目に味が出てくるのも推しのポイントです」（佐藤さん）