ワイシャツのインナーは必須?【夏の服装・身だしなみ】デキる人はしないNGビジネスマナー
汗ばむ季節に気になるのが、夏の身だしなみについてです。ビジネスシーンにおいては「クールビズ」が定番となりましたが、実際に「間違ったクールビズ」を認識しているかたが多いのだとか。では、どのような間違いが発生しているのでしょうか。今回は、今さら聞けない「夏の身だしなみマナー」について、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 間違ったクールビズを実践していませんか!?【夏の服装・身だしなみ】NGビジネスマナー まとめはコチラ
【元社長秘書のマナー講座】vol. 46 関東地方は梅雨も明け、本格的な夏が始まりましたね。汗ばむ時期になると気になるのが、ビジネスシーンの身だしなみについてです。夏のビジネスシーンの定番になった「クールビズ」。ジャケットを脱いで、ネクタイを外し、ワイシャツ1枚で出勤するビジネスマンを多く見かけますが、実はクールビズを間違って認識してしまっているかたを目にすることがあります。たとえば、「暑いから肌着を着ず、シャツをそのまま一枚で着ている」というかたが、そのまま大量に汗をかいてしまったら…。ビジネスの世界では、清潔感がないとマイナスのイメージを相手に与えてしまう可能性があります。 そこで、今回は「夏の身だしなみマナー」についてQ&A形式でご紹介をします。今一度、ご自身が「間違ったクールビズ」をしていないか確認をしてみてくださいね。
間違ったクールビズチェックQ&A
Q1. 肌着を着用すべきですか? A. 肌着を着用するのがマナー 肌着は、必ず着るようにしましょう。暑い時期、ついワイシャツ1枚で出勤してしまいたくなりますが、実はそれは「間違ったクールビズ」です。大量の汗をかき両脇の下や背中が汗でびっしょりに濡れ、シャツが肌にピタッとくっついてしまった! という経験があるかたもいらっしゃるかと思います。着ている本人が不快なだけでなく、周りの人にも視覚的に不愉快な気持ちを与えてしまう可能性があります。肌着は夏の汗問題を解決してくれるアイテムであり、シャツの下に肌着を着ることで、汗を吸収して快適さを保ってくれます。 Q2. 汗染みチェックは必要? A. 汗染みチェックは欠かさずしましょう! 猛暑日には、肌着を着ていてもどうしても汗をかいてしまうものです。汗染みをそのままにしておくと、見た目の面ではもちろん、体臭にまで悪影響を与えてしまう可能性があるのをご存知でしょうか。汗染みの対策としては、汗をかいてもシミが目立たないような白色のシャツを選ぶことや、汗をかいてしまったらすぐに拭き取るなどの対策を心がけることが大切です。また、水色のシャツは汗染みが目立ちやすく、黒や濃いグレーは塩を吹く可能性もあるので着用する際には注意が必要です。 Q3. 肌着の形や色に決まりはありますか? A. 肌着は徹底的に隠すのがマナー 肌着は人に見せるものではないため、「肌着であれば何でもいいのか」というとそうではありません。意外と気にしていない男性が多い印象を受けますが、シャツの下に着る肌着は、白いシャツには白い肌着を選ぶなどシャツの色に合ったものを選ぶようにしましょう。また、肌着の襟や袖がシャツから見えないように、シャツに合った形の肌着を選ぶこともとても重要です。ネクタイを締めないでシャツの第一ボタンをはずして着るときは、Vネックの肌着を着るなど身だしなみを整えることが大切です。 Q4. お客様への訪問時にジャケットは着るべきでしょうか? A. お客様先に訪問する際はジャケットを着用するのがマナー クールビズだし「暑いから、ジャケットを着る必要はない」と思うかたも少なくないと思います。しかし、お客様先に訪問する際は「相手を敬う姿勢」を表して、ジャケットを羽織るのがマナーです。注意点としては、汗だくの状態でジャケットを着るのはNGです。汗をかいている状態では、相手に気を遣わせてしまう可能性があります。移動時はジャケットを脱いでおき、予定時間より早めに到着して汗をひかせるなどの対処法を考えておくことが大切です。 Q5. 仕事中に汗をかいたらどうすればいい? A. なるべくすぐに汗を拭き取ることが大切 汗をかいてしまうと、見た目の清潔感だけでなく汗のにおいが問題になる可能性もあります。仕事をしている最中に汗をかいてしまった場合、なるべくすぐに汗を拭き取ることが大切です。あらかじめバッグの中に制汗シートを忍ばせておくと、外出中にも汗を拭き取ることができますし、臭い対策もできるのでおすすめです。最近では汗を拭き取るだけではなく、発汗を抑えてくれる効果のある商品もありますので、汗が止まらないというときはぜひ活用してみてください。