もうすぐマイホームが完成予定です。オール電化の場合は“火災保険”に入らなくても問題ないでしょうか?
まもなくマイホームが完成する予定の方で、オール電化で家を建てているために、火災保険へ加入しなくても問題ないのではないかと考える方もいるかもしれません。 今回はオール電化のマイホームの場合に、火災保険に入らなくてもいいかをまとめました。あわせて、そもそも火災保険とはどのようなものか・火災保険料の相場はどのくらいなのかもご紹介しています。火災保険への加入に関する悩みを抱えている方は、ぜひお読みください。 ▼住宅ローンは「繰上げ返済」すべき? メリットについて解説
火災保険とは
火災保険とは、その名の通り自宅が火災による被害を受けた際に利用できる保険のことです。ただし、火災だけを補償するわけではなく、地震以外の自然災害であれば利用できるケースもあります。 例えば風害・水害などが災害の例としてあげられるでしょう。また、建物だけではなく、家財に対して保険をかけられる場合もあるようです。 火災保険はその名称から、火災に対する補償しか受けられないと考える人もいるでしょう。しかし実際は、自宅に対して起こりうるさまざまな災害を補償している保険とされているようです。 なお、補償の範囲は、保険を提供する会社によって異なるとされています。例えばA社は盗難まで保険を利用できるのに対し、B社は盗難に対応していないなどの事例もあるようです。プランの選択をできるケースもあるので、契約する際は補償内容をしっかりと確認しておきましょう。
オール電化のマイホームの場合は火災保険に入らなくてもいい?
結論からいうと、オール電化のマイホームだからといって、火災保険に入らなくてもいいわけではありません。オール電化だったとしても、高温による自然発火や漏電など、さまざまな要因で火災を引き起こす可能性も考えられます。 さらに、万が一近隣住宅が火災を引き起こして自宅に燃え移った場合、損害賠償が適用できると思う方もいるかもしれません。しかし、「失火ノ責任ニ関スル法律」によると、民法第709条(損害賠償)の規定は、「重大な過失がない失火」の場合には適用しないと定められているようです。 そのため、火災保険に未加入で修繕する場合の費用は、全て自己負担となる可能性もあるでしょう。 また前述した通り、火災保険は火災だけを補償する保険ではなく、水害や風害・盗難などを補償している保険会社もあるようです。このことから、オール電化のマイホームの場合も、火災保険には加入しておくべきといえるでしょう。