現職の区政運営の評価は?各候補の子育て政策は? 目黒区長選挙に立候補した5氏の経歴・政策まとめ
任期満了に伴う目黒区長選挙が4月14日告示、4月21日投開票の日程で実施されています。今回の目黒区長選挙には都民ファーストの会と国民民主党が推薦する新人の伊藤悠氏(47)、現職の青木英二氏(69)、自民党が推薦する新人の河野陽子氏(61)、新人の瀧下隆行氏(41)、立憲民主党が推薦する新人の西崎翔氏(40)の無所属5名が立候補しました。
伊藤悠氏は東京都世田谷区出身、早稲田大学卒業。目黒区議会議員を1期、東京都議会議員を4期務める
伊藤氏は1976年東京都世田谷区生まれ、早稲田大学第一文学部卒業。2003年の目黒区議会議員選挙に民主党から出馬し26歳で当選。2005年の東京都議会議員選挙に立候補し初当選、2009年に再選。2013年は落選しましたが、2017年・2021年に連続当選し通算4期務めました。
伊藤氏が掲げる政策とは
伊藤氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。 01 林試の森公園を草木とコーヒーの香る公園にします。 災害拠点施設としてカフェの設置が決まった林試の森公園が、いっそう憩いの場となるように、改修工事に住民要望を織り交ぜ、森林浴しながらCAFÉや読書を楽しめる公園にします。 02 目黒川・呑川に新しい調整池を築き、水害に強い目黒にします。 すでに検討予算を獲得しました!調節池の具体的な候補地を選定し、実施計画を東京都に求めます。目黒川、呑川に新しい調節池をつくります。 03 目黒区で「スタディ・アシスト」をスタートさせます。 中学校に「塾」を誘致して、学校で受験勉強ができる「スタディ・アシスト」は、私が提唱している「塾のない社会」への大きな一歩として、立川市で始まっています。これを目黒区でスタートさせます。 04 塾代支援「スタディ・クーポン」の対象世帯を拡充します。 現在、生活保護世帯などを対象に始まった塾代20万円の支援「スタディ・クーポン」の対象世帯を拡充し、塾に行きたい子は誰でも行ける、親の所得格差が子供の教育格差にならない社会をつくります。 05 都立工業高校改革で、大学にいかなくてもいいという選択肢をつくる。 都立工業高校のイメージを刷新し、企業が欲しい人材に育てるICT教育プログラムを導入して、学校を改革します。大学にいかなくてもいいという選択肢をつくります。 06 駐車場の附置義務条例の見直しで、まちづくりを変える。 昭和33年にできた古い条例ですが、ビルを建てる時に駐車場を必ず作らなければいけない都の条例があります。これを正すれば、ビルの地下空間をイベントホールにするなど有効活用できるようになります。 07 ソーシャル・ファーム条例で、就労困難者に希望の道を。 就労困難者を支援する全国初の条例「ソーシャル・ファーム条例」をPT座長として成立に導きました。条例をテコに、シングルマザー、元受刑者、障がい者などを積極的に雇用する企業を生み育てていきます。 08 介護従事者の賃金アップとロボット化を進めます。 この4年間で保育士の給与が350万円から431万円にUPしました。介護従事者の待遇改善も重要です。また、介護者をサポートするロボットなど、深刻な人手不足を補う科学技術を支援します。 09 全ての避難所に非常用電源の設置をおこないます。 昔はラジオと懐中電灯と言われた避難グッズも、今ではスマホが必須となりました。そこで重要なのが非常用電源ですので、非常用の自家発電機を全ての避難所に設置します。 10 コロナ渦で失業を余儀なくされた若者の転職支援を行います。 飲食店や夜の街で失業し、転職を望む若者に対し、ICTトレーニングを提供し、就職まで一貫して都が支援する就労支援を行います。不足するICT人材を補い、成長産業を牽引します。 11 世界で一番感染症に強い街「東京」をつくります。 新型コロナウイルスなど感染症対策の特許グッズを日本全国から集める「展示会」を行うなど、日本の科学技術を結集させ、東京を世界で一番感染症に強い街に鍛え上げます。 12 都道の次は、区道の電柱の地中化を支援していきます。 この4年間で都道の電柱の地中化は26%から44%まで進みました。次は区道の電柱の地中化を進めるために、都として一層の支援を行なっていきます。