「過去のチームメイト全員に問題があった」レッドブルドライバーとなったローソンにチーム重鎮が“警告”「マックスが最高であることを受け入れて」
F1レッドブルで来季からマックス・フェルスタッペンのチームメイトになるリアム・ローソンについて、チーム重鎮のヘルムート・マルコ博士が言及した。 【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 昨季と今季で計11レースに出走したローソンは、今オフに来シーズンのレッドブル昇格が決定。初めてのフル参戦シーズンを、4年連続のドライバーズチャンピオンであるフェルスタッペンのチームメイトとして過ごすこととなった。 英メディア『PlanetF1.com』によると、チームのアドバイザーを務めるマルコ博士はローソンに対して、「現役最高のF1ドライバーとレースをしていることを念頭に置いて、過去に他のチームメイトがやったきたことは避けてもらいたい」と警告。「マックスが最高であることを受け入れながら、(ローソン自身が)どこまでできるか見極めなければならない」として、「『マックスを倒す』と思って臨むことはできない。過去のチームメイト全員に問題があった」と野心的な過去のレッドブルドライバーがフェルスタッペンの隣で失敗してきたとした。 加えて、「ローソンは予選でもレースでもマックスのコンマ3秒以内にいるはずだ」とマルコ博士は予見。「コンストラクターズチャンピオンシップのポイントを獲得するにはそれで十分なはず。(そのうえでローソンは)着実にパフォーマンスを上げるべきだ、可能ならね」と、コンストラクターズのランキングに貢献してほしいとローソンに求める役割について語った。 レッドブルのリザーブドライバーとしてマシンの開発に携わってきたローソンは、「クルマの走り方をかなり理解していると感じているんだ」とコメントしつつ、「ドライビングスタイルに関しては、自分がどれほど信じているかどうかはよく分からない」とやや自信なさげなコメントを残している。 今季マシンの戦闘力不足に苦しみ、来季もマシンの性能が未知数なレッドブル。コンストラクターズチャンピオン奪還はローソンにかかっているかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部