51歳独身「年収300万円」ですが、このままでは「老後破産」してしまいますか? 貯金は「1000万円」貯めましたが、年金が少ないので不安です
老後破産を防ぐには?
貯金1000万円のままで定年退職を迎え、さらに年金が少ないとなると、老後破産の可能性は高くなってしまうでしょう。老後破産を防ぐには、早めの対策が必要です。ここでは、老後破産を防ぐための方法を考えてみます。 ・65歳以降も働き続ける 65歳で仕事をやめず、それ以降も可能な限り働き続けるのも選択肢の一つです。1000万円の貯金ができているということは、50代時点での毎月の収支は黒字の可能性があります。 多少金額は下がったとしても65歳以降も安定した収入があれば、貯金をあまり切り崩さずに生活し続けられるでしょう。労働収入のみで生活ができれば年金の受給年齢を繰り下げ、年金受給額を増やすといったことも可能です。 ・貯金のペースを上げる 51歳とはいえ、年収300万円で貯金を1000万円まで積み上げた人の家計管理能力は、決して低くはないといえます。さらに節約などを心がけ、貯金のペースを上げるのも一つの方法です。定年までには、まだ時間があります。その時間を使って、貯金の増額を目指しましょう。 ・投資に取り組んでみる 51歳という年齢でも、投資を諦める必要はありません。長期での運用は難しいものの、投資により、銀行に預けておくだけよりも多少はリターンが得られる可能性があります。リスクは最小限に抑えながら、老後に必要な資金の積み上げに努めましょう。
老後破産するかどうかは今からの行動次第
貯金1000万円で年金受給額が月に10万円程度しかない場合、持ち家で家賃などがかからなくても90歳頃までには数百万円ほど赤字となる可能性があります。賃貸に住んでいる人は、2000万円ほど不足しかねません。 老後破産を防ぐには65歳以降も働き続けたり、今からさらに貯金のペースを上げたりする必要があります。場合によっては投資にも取り組んでみましょう。老後破産するかどうかは、これからの行動次第ともいえます。 出典 総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部