福原遥&水上恒司、戦争映画で伝えたいこと 水上「生きている間に始まるとは思っていなかった」
日テレNEWS NNN
12月8日から公開される映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』でダブル主演する、福原遥さん(25)と水上恒司さん(24)にインタビュー。“映画を通して伝えたいこと”や、“演じて感じた思い”、さらに“自身にとっての大きな出会い”について伺いました。 【画像】福原遥、朝ドラを経験しての変化
映画は、SNSを中心に“とにかく泣ける”と話題となった汐見夏衛さんの同名小説が原作。福原さん演じる現代の高校生・加納百合が、1945年の戦時中の日本にタイムスリップしたことから始まる物語。水上さん演じる、命をかけて戦地に飛び立つ運命の特攻隊員・佐久間彰と百合が出会い、戦争という現実に向き合いながらも、初めて人を愛することを知っていく姿が描かれます。 ――どんな思いで演じていましたか? 福原:(演じた)百合は芯がしっかりしていて、自分の意見をちゃんと口に出せる女の子だったので、そこは絶対にブレないようにしながらやっていました。 水上:(演じた役が)“もっと生きたい”とか“怖い”とか“さみしい”とか、そういうのを思いながらも、あえて押し殺しているっていうことを、忘れないで演じていくっていうこと。人間離れしたような子ではなく、中身は普通の男の子なんだっていうことを忘れないでいてあげて演じていました。
■戦争への思い「僕が生きている間にどこかの国で始まるとは」
――この時代に公開されることは、どのような意味があるでしょうか? 水上:現在も、まさか僕が生きている間に、どこかの国で(争いが)始まるとは思っていなかったので、こんなふうに意義がついてくるなんて思っていなかった。(映画では)たった2時間でしか表現できないので、これが全てではないっていうことを踏まえながら、学ぶきっかけに、入り口になってくれたら、この作品を公開する意味があると思いますね。 福原:普通に生活していることが当たり前じゃなくて、今の生活が幸せなことだなと思うので。自分の好きな道、夢に向かえることのありがたさ、大切な人と一緒にいることの幸せっていうのを改めて感じて、少しでも優しい気持ちに、“もっと大切な人を大事にしよう”って思ってもらえる作品になればいいなって思っています。