福原遥&水上恒司、戦争映画で伝えたいこと 水上「生きている間に始まるとは思っていなかった」
■約1か月半の撮影期間 自身と役柄をリンク
この映画では、水上さん演じる佐久間彰を含めた5人組の特攻隊員が描かれています。水上さんは、その5人組のメンバーとの約1か月半の短い撮影期間が、自身と役柄をリンクさせたといいます。 ――撮影現場はどうでしたか? 水上:(特攻隊は)自分から志願して出撃地に集まって、同志たちと打ち解けながら「よし、お前がいるから俺も行ける」「そうだよな」って言いながら命令が下るまで数週間。それが実際に撮影期間1か月半という短さと、僕の中でリンクしていました。隙間時間にキャッチボールしたり、ノック打ったり、短い期間で仲を深めて過ごしてましたね。 ――福原さんはその光景は見てましたか? 福原:見てました。ほほえましかったです。“誰目線?”って感じなんですけど、ボールのスピードが速すぎてすごいなって。 水上:11年間野球をやってましたからね。やっていた身としてはピッチャーじゃなくてバッティングしたかったなって。本当に楽しかったですね。
■2人の今をつくった“出会い”
映画の物語が、彰と百合の出会いから始まるストーリーということで、福原さんと水上さんが経験した“かけがえのない出会い”について伺いました。 ――これまでに、自身にとっての“かけがえのない出会い”はありますか? 福原:料理番組を小学校のときから4年間ぐらいやってたんですけど。“今の自分があるのは、その皆さんのおかげ”だなって思ってますね。“第2の家族”のような、愛を感じて今も頑張れています。この世界の楽しさ、お芝居、歌、声優、いろんなものをそこで挑戦させてもらったので、自分の原点はそこだなって思ってます。 水上:改名して1年ちょっとですので、“ここまで一緒にきた仲間たち”。たった1年ですけども、本当にその仲間たちと出会えたことによって、自分の中での責任の持ち方だったり覚悟だったり、考え方がどんどんどんどん更新されていっています。本当の意味でちゃんと対等に大人として扱ってくれるというか、当たり前のことなんですけどね。背筋を正されるっていうか、伸びる気分ですし、大事にしたいなと思う方々です。