【第1回】長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:ミニチュアと実車の二刀流趣味~スーパーセブン編
趣味の二刀流のススメ
それ以降はミニカーの世界でも京商やミニチャンプス、スパークにソリドといったメジャーブランドからも大小様々なスケールで、ロータス/ケータハム・セブンのミニチュアモデルがリリースされるようになりました。 1957年以来の長い歴史を誇るセブンゆえ、ロータス時代のシリーズ2から現代のケータハムのワンメイクレース仕様まで、モデル化される年式やグレードのバリエーションも豊富。まだネットがない時代、プロバンスムラージュの1/43レジンキットやウィリス・ファインキャスト(=オートキット)の1/24メタルキットをあちこちの模型専門店で探し回っていたのが夢のようです。 世の中には「実車が好きすぎて、とてもその模型にまで手が回らん」という方も、「模型に全財産注ぎ込んでいるから、実車は買えない」という方もいらっしゃるかと思いますが、わたくしの場合はどちらもほどほどに楽しんでおる次第です。 あなたも何らかの『クルマのMyテーマ』をお持ちでしたら、それにちなんだモデルカーを集めてみるのも楽しいもんですよ。え? とっくの昔から、そんな趣味の二刀流生活を実践してるって? こりゃまた失礼いたしました。
長尾循(執筆/撮影) 平井大介(編集)