50代ミニマリスト「服は20着だけ」。捨てられない人のための3つのコツ
「部屋に服が多すぎる…」と悩んでる方も多いのでは。では、なぜ増えてしまうのでしょうか。ここでは、かつては持ちものが多かったという50代のミニマリストの本多めぐさんが、「服に部屋に占拠されないためのコツ」について教えてくれました。 【写真】手持ちの夏服の例
服に部屋を占領されないための3つのコツ
買い物は楽しいイベントですが、反面、服を捨てるときは残念な気持になったり後悔することもあります。とはいえ放っておくと買った分だけ服は増えていき、捨てるのはもったいないので取っておく。そんな繰り返しで服は増えていきます。 今回は、服に部屋を占領されないための3つのコツをお伝えします。私も昔は持ちものが多かったので、自分の反省も兼ねてまとめます。
1:「1in 1out」を徹底しよう!
ひとつ目のコツは「服をひとつ買ったらひとつ捨てる(1in 1out)を徹底すること」です。 家の中のスペースは一定ですが、そこに新しく服を買ったら、そのぶん部屋は狭くなります。これはものの大小問わず同じこと。服でも雑貨でも、家具・家電でもそうです。 女性は服が増えがちですよね。Tシャツ1枚ならさほど場所を取りませんが、冬場のコートやジャケットが1枚増えたら、クローゼットはコートの幅のぶん狭くなってしまいます。クローゼットに既に服がいっぱい詰まっていたら、新品の服を入れる場所がありません。そうしたら収納を増やすとか、あまり着ない服を別の部屋に移すとか、または置き場がなくどこかに出しっぱなしなんてことにもなりかねません。 なので、買う前に欲しい服があったら、まず1枚減らしてから買うと決める。これができればクローゼットの中身は一定量を保てます。「手放す服がないなら、今シーズンは買わない」くらいの気持ちが大事です。
2:収納を増やさない。収納に入りきるぶんだけもつ
ふたつ目のコツは「収納を増やさない」です。 今ある収納で入りきらない場合は、収納グッズを買わずに今の収納に収める努力をしてみましょう。持ちものが多すぎないか見直すチャンスだととらえてみてください。全然入りきらない! という方は、そもそも服の量が多くないでしょうか。 入りきらないのならば、着ていない服や着られない服が場所を取っているのかもしれません。部屋を狭くしてまで死蔵品を持ち続けるのか、考えてみて下さい。 快適な暮らしをするには、ものを手放すことが必要です。なにもしなければ部屋が狭くなる一方。人生のどこかで手放す決断をするなら、早いほうがそれだけ快適な日々を長く過ごせます。 収納を増やすときは、あきスペースを活用するなど、なるべく部屋が狭くならないような工夫をすると圧迫感を感じません。たとえば、つっぱり棒で高いところに棚をつくるとか、押し入れのデッドスペースに帽子やバッグなどかさばるものをつるすなど。 webやSNSでほかの人がどんな収納をしているか調べてみると参考になります。画像を簡単に保存できるPinterestで探すのもおすすめ。 収納が少ない場合は、扱いやすいコンパクトな収納グッズを取り入れましょう。大きな家具を買ったら捨てるのも大変ですし、一気に部屋が狭くなります。とりあえず「引き出しタイプの衣装ケースを一個買う」「段ボールなどの組み立て収納を買う」など、最小限だけプラスする方向で検討してみて。