ソト、メッツと15年契約 スポーツ史上最高額1147億円で合意…ヤンキース提示額と7億円差、後払い一切なし 金満オーナーの意地か
大リーグ、ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手(26)がニューヨーク・メッツと15年総額7億6500ドル(約1147億5000万円)で合意したと、複数の米メディアが8日報じた。昨年、大谷翔平がドジャースとの間で記録した7億ドルを更新し、プロスポーツ選手史上最高額となった。 この契約には、後払いは含まれていない。5年後に、選手側にオプトアウト(契約破棄)の権利があるが、メッツは残りの10年、4000万ドル(1年400万ドル追加)を支払えば、契約破棄を阻止できるという。その場合、最高額は8億500万ドルまで膨れ上がる。 26歳と若く、メジャー屈指の好打者となったソトの契約を巡っては、古巣のヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースが熾烈な「争奪戦」を繰り広げた。「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者の記事によれば、ヤンキースは16年総額7億6000万ドルまで引き上げたようだが、資金力で上回るメッツのスティーブ・コーヘン・オーナーが、それ以上の契約額を提示したという。 代理人は大リーグ屈指の敏腕スコット・ボラス氏で、マーケットの大きい球団を相手に、スポーツ史に残るメガ契約合意を引き出した。 ドミニカ共和国出身のソトはナショナルズ時代の19歳でメジャーデビュー。通算7年で、打率2割8分5厘、201本塁打、592打点をマークした。選球眼も抜群で、通算出塁率は4割2分1厘。今季はパドレスからヤンキースに移籍し、2割8分8厘、41本塁打、109打点を挙げて、ヤンキースの地区優勝に大きく貢献。ポストシーズンでも、自身2度目のワールドシリーズに出場した。
中日スポーツ