前園真聖「久々に“日本代表強いな”と…」2026年のワールドカップで“ベスト8以上”を目指す森保ジャパンに言及
◆“W杯でベスト8以上”を目指すためのサッカー
前園:次の北中米ワールドカップでは、さらにアジア枠が(4.5枠から8.5枠に)広がりましたよね。モチベーションも含めて、戦い方は変わってくるものですか? 前園:少し枠が広がって日本は出やすくなるのは間違いないですが、ほとんどの日本代表選手は海外でプレーしているので、“中4~5日で日本に帰ってきて試合をしてまたアウェーでの試合に行く”みたいな時差の問題は、これからどんどん大きくなっていくと思います。 そういった意味では、例えば、日本で試合があるときに、ある程度勝ち点が積み重なっていたらJリーグ主体のメンバーで(試合をする)とか、そういうこともあるのかなと想像しています。 あと、日本がアジアの国と戦うときは、基本的に日本が主導権を持って試合を運べるじゃないですか。ですが、前回のW杯で戦ったスペインやドイツのような日本より格上のチームが相手だと、相手のほうが主導権を持つ時間が長いので、アジア予選とW杯では少し違う戦い方になる。そこをこれからどのようにやっていくかは課題だと思います。 藤木:そこは、やはりW杯に向けて“ある程度、実験的な戦いをしよう”とするのか、“まずはアジアで勝つことが大事”ということで、勝ち切るための戦略を取るのか……。 前園:今年から始めているのは“W杯で日本がどのように戦うか”というところを想定して、アジア予選も戦っていると思います。 前回のW杯では、相手が強いから相手が8割ボールを持って、こちらは2割となるべく守備主体で(試合を運び)“少ないチャンスをものにする”という戦い方しかできなかったんですけれども、“どんな相手でも、ある程度主導権を持てるサッカー”を目指して、アジア予選からずっとやってきているので、そこは期待できますし、そのメンバーもまたレベルアップして揃ってきているので、(強豪国にも)十分に戦えるんじゃないかと思っています。 (TOKYO FM「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」2024年10月26日(土)放送より)