【RISE】「鼻、左曲がり組」対決はSEIDOがスプリット判定勝ち
RISE 181 2024年8月31日(土)東京・後楽園ホール ▼第8試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R 〇SEIDO(LARA TOKYO/同級9位) 判定2-1 ※29-28、28-29、30-29 ×勝次(TEAM TEPPEN/WKBA世界スーパーライト級王者) 【写真】思う存分パンチを交換する両者 SEIDOはクラヴマガをバックボーンに持ち、RISEで長く活躍しているほかRIZINにも参戦した。2021年10月の常陸飛雄馬戦から2023年10月の山元剣心戦まで4連敗を喫したが、2024年2月のチャクリキ興行で梅木りょうまに初回KO勝ち。戦績は16勝(5KO)25敗。 勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、いずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2023年7月の『NO KICK NO LIFE』にて大月晴明に5RでKO勝ちして健在ぶりを示し、10月には新日本キックラストマッチで岩橋伸太郎に判定勝ち。 RISE初参戦となった12月の常陸飛雄馬戦ではKO負け、2024年4月の2戦目でも岩郷泰成に判定負けとまだ白星をつかめていない。7月にはヒジありルールでロムイーサンと対戦も判定負けで3連敗となった。戦績は47勝(20KO)22敗10分。 両者とも激闘の代償として鼻が左側へ大きく曲がっているビジュアルが試合前から話題となった。 1R、左右ローを蹴る勝次にSEIDOはワンツーからの右ロー。SEIDOの右ストレートに下がる勝次に、SEIDOは右ローと右ローのフェイントからの右フック。勝次は前蹴り。左右フックを見せて右ローを当てに行く。 2R、右ローの蹴り合いが続く中、SEIDOが右のカウンターを奪うが勝次は左ボディを打ち返す。勝次が右ミドルを蹴っていくとSEIDOは左ボディ。勝次は徹底して右ローを蹴っていき、SEIDOは左ミドル。手数はSEIDOだが、勝次の左ボディヒットが目立った。 3R、ワンツーからのヒザで前へ出る勝次が打ち合いに出る。ワンツーとヒザ蹴りの勝次にSEIDOもワンツーを返す。ワンツーから左ボディは勝次、SEIDOは前へ出てワンツーを打つが勝次がヒザをアゴに突き上げる。右を連続してヒットさせる勝次にSEIDOも下がらず打ち返す。SEIDOのヒザに下がった勝次だが、コーナーを背にして右ストレートと左フックを打ち返す。勝次の右ストレートからのヒザにSEIDOは右ストレート。 判定は2-1と割れ、終始前へ出続けて手数で優ったSEIDOが勝利を収めた。
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