大阪・吉村知事、自粛解除の基準公表(全文4完)次の波に備えオンライン授業を
登校日をなくすのは極端ではないか
エルマガジン社:あと、登校日の設定に関してなのですけれども、学校内で教員や児童で陽性者が発生された場合は、登校日はもうすでに設定しなくなるっていうふうな方針だと思うのですが、心身の健康を観察する上でも登校日は大切な日という考え方もあって、陽性者が出てしまった場合に、また心身のケアが生徒にとっては遅れてしまう可能性もあったり、登校日に関しては目で見て生徒の状態を確認できるっていう、目視っていう部分では非常に大事なところだと思うんです。陽性が出てしまったからといって設定をなくしてしまうっていうのが、すごく極端ではないかなと思うんですけれども、その点に関してバランスっていうのも今後、大事かなとも思います。 あと、結構、コロナの影響で1歳児健診、2歳児健診とかもなくなってしまったりっていうのもあって、じゃあいつ、どの段階で目視による虐待の発見とか、心身の、お母さんのケアとかも、コロナがなかったらできたことができなかった中で、じゃあそれも再開していく、あっても再開しなくちゃいけない判断もあるとは思うんですけれども、その点に関してのお考えとか教えていただけますか。 吉村:まず、学校において陽性者、これは先生であったり生徒であったり、とにかく陽性者が出て、そしてかつ、orじゃなくてかつ、濃厚接触者がいるというような場合は、やはり感染が拡大する、クラスターが発生する危険というのもあるので、まずはそういう意味での健康の安全を守るために休校すると、臨時登校の措置も取らないほうが僕は妥当だと思います。そこから感染が広がるリスクはやっぱり抑えなきゃいけないので。それをした上で、じゃあ次いつ再開するのかっていうことについては、これはもう保健所の意見、専門家の意見も聞いてしかるべきときに、ずっとやめるというよりも、また必要であれば再開したらいいと思うので、そこは保健所の意見を聞いて判断していく。ただ、いったんは臨時登校日はなしと。それはもう感染拡大を防ぐためというふうにしたほうが、僕はより安全を、健康の安全という意味では守れるんじゃないかなとは思います。 やっぱりこれはどうしても陽性者が出る以上、しかも濃厚接触者がおるっていうことは学校で触れ合ってるということなので、そうなれば、やはりいったんは学校は止めたほうがいいだろうというふうに思います。ほかはなんかありましたっけ。