大阪・吉村知事、自粛解除の基準公表(全文4完)次の波に備えオンライン授業を
大阪府の吉村洋文知事は5日夕、新型コロナウイルス対策本部会議の会合後に報道陣の取材に応じた。 【動画】大阪府、自粛解除の基準「大阪モデル」を公表へ 新型コロナ対策本部会議 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府、自粛解除の基準「大阪モデル」を公表へ 新型コロナ対策本部会議(2020年5月5日)」に対応しております。 ◇ ◇
子供の感染は少ないという認識に変化は?
毎日放送:最後に1点。学校を再開するに当たって、以前、休業をするときに、知事は会議の中で子供に感染するっていう事例が少ないんじゃないかと、実際に子供から感染が広がってる例っていうのが実際にどれくらいあるんだというふうに会議の中でもおっしゃってたと思うんですけれども、今回、学校を5月11日から段階的に臨時登校というふうに設けると思うんですけれども、その辺りの考え方って今、どのように変わりましたでしょうか。 吉村:まず、国の専門家がどういう意見を出すかというのに非常に注目していましたが、国の専門家も、いわゆる特定警戒地域、これは東京もそうだし大阪もそうだと思いますが、そういった特定警戒都道府県においても学校においては段階的に再開すべしというのが示されましたんで、そこを最大限尊重したということが1つ。そして僕自身も大阪の事例というのをずっと見ていってるときに、感染者の分布割合等々も見ていますが、20代未満の感染者数の割合が非常に少ない。感染している人も内訳を見たら、自分の親が感染したからそれでうつったというような場合も非常に多くて、通常のインフルエンザとは少し違うなという認識は持っています。インフルエンザの場合は子供でうつりやすいので、みんなインフルエンザの印象がすごい強いですけど、子供はうつりやすいという印象があるんですけど、客観的な数字を見る限りではそういうことにはなってない。これは事実です。
子供が安全と言っているわけではない
その中で、ただ、そうはいってもやっぱり子供が無症状のままで感染してるかもしれないし、子供に感染が広がって家族の、逆に自分んちのおじいちゃん、おばあちゃんにうつしてもこれは良くないから、そういった意味で感染症対策は、これはきっちり取っていきます。そういう意味で分散登校だし、子供たちの数も10人とか20人とか少なめ、それも2時間ぐらい。そして何をするのかといったら、やっぱり子供たちの心、心身のケアをするということで、徐々に徐々に解除していこうということです。決して子供が安全と言っているわけではありません。 毎日放送:ありがとうございます。 司会:ほかにございますでしょうか。じゃあ奥。