女性インストラクター(36)、健康的な生活を送っていたのに「ステージ4の結腸がん」。今、女性たちに伝えたい5つのアドバイスとは
36歳でステージ4の結腸がんと診断されたエリカ・サケイは、不思議でならなかった。 シカゴ全域でフィットネスクラスを受け持ち、プロのインストラクターとして活躍する彼女は、自分のライフスタイルを問い直した。仕事柄、運動は毎日している。こんなにも日々活発に動き、過去6年間は魚菜食主義者(ペスクタリアン)で赤い肉は滅多に食べなかった。なのに何故、この若さでこれほど深刻な病気になったのだろう? 【写真】栄養士が「絶対に食べない」11のものとは?がん予防は毎日の食生活が鍵に 結局何が原因だったのか、その明快な答えが出ることはない。それでも、エリカは今、健康に問題を抱えた若い女性たちに少しでも認知を広めようと懸命に活動を続けている。大腸がんが若い人の間で増加している今、彼女のメッセージはかつてないほど重要な意味を持つからだ。 ここでは、エリカ・サケイが、健康について女性たちに知っておいて欲しいと考える5つのことをまとめた。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
1. 結腸がんは、がんの死亡原因として世界で2番目に多い
アメリカがん協会(ACS)が発表した研究によると、アメリカでは結腸がん(CRC)は、がんによる死亡で2番目に多い。CRCは、全体的に見れば減少傾向にあるが、若い年齢層で見つかることが多く、より進行した段階で、左結腸/直腸がんと診断される人が増えている。 また、ACSによると、結腸がんの罹患者数は、50歳以下&50~54歳の層で、年に2%の割合で増加傾向にある。 2023年上半期にイェール大学病院が報告した調査結果によると「2019年に結腸がんと診断された人の20%は55歳以下」だった。なぜ若い層に大腸がんが増加しているのか、その明確な理由については、残念ながら現段階でもわかっていない。
2. 始まりの"不調"を見逃さないで
エリカの場合、始まりは胃腸の不調だった。それが日に日にさらなる症状に発展し、骨盤の痛みや、頻繁な尿路感染、便に血が混じるなど、より深刻な兆候として現れた。 また、極度の疲労感に襲われた時は、さすがに何かがおかしいと感じたという。こうした小さな症状の一つずつは、大体"その時だけの異常"として片付けてしまう人が本当に多い。 だが、自分の体に起こる症状に細心の注意を払い続けよう。エリカは、問題の原因を突き止めるまで複数の医師の診察を受けたという。 自分の体を注視し、何よりも "直観" を信じてあげること。忙しいから、と先延ばしにしないでほしい。あとになって「なぜもっと早く医師の診察を受けなかったんだろう」と後悔してほしくないから。 そもそもどこに注意を払えばいいかを知らなければ、どんなに体からの危険信号が出ていても、あなたは全く気づけないかもしれない。 ACSによると、大腸がんの症状には、腹痛、血便、排便習慣の変化、原因不明の体重減などがあるという。