「おい小池ー!」「乙武!」……選挙活動を妨害か “つばさの党”強制捜査、代表は「弾圧だ」 小池知事「ここ日本ですよね?」
■黒川代表「絶対に法を犯さない」
一連の行為に黒川代表は4月、「私たちは絶対に暴力に出ません。絶対に法を犯すことはいたしません!」と宣言していました。 しかし13日、警視庁は「つばさの党」の事務所などの家宅捜索を行いました。黒川代表の自宅や根本氏の自宅を強制捜査。大音量を流していた車両なのか、選挙カーも押収されました。公職選挙法違反の疑いで、政治団体に対しての異例の家宅捜索となりました。
■家宅捜索を受け…黒川代表の語ったこと
この日、取材に応じた黒川代表。「(家宅捜索は)心外だと思っています、はい」と語りました。 黒川代表 「私たちのやっていることはあくまで言論の行為に基づいたことであって、多少乱暴であるという認識はありますけど、言論行為を権力者が止めるということは絶対にあってはならないことだと思いますし、政治的に敵対する小池百合子さんの弾圧だと思っております」 一連の行動は表現の自由の範囲内で、選挙妨害にはあたらないと主張しました。夕方には小池都知事の自宅近くに現れ、根本氏は「また来ちゃいました、小池百合子の自宅前でございます」とアナウンス。黒川代表らも「ヘイヘイヘイ」と声を上げました。
■小池都知事「非常に疑問、おかしい」
小池都知事は13日取材に応じ、「報道でそのこと(家宅捜索)については知りました」と話しました。 小池都知事 「こんなに身の危険を感じながら選挙をするのかというのは、有権者もそれを見ておかしいと思いますし、候補者も身の危険を感じながら(選挙活動を)行うというのは、ここ日本ですよね? 非常に疑問というかおかしいと思います」
■茂木幹事長は「明らかに異常」
自民党の茂木幹事長は「これまでちょっと見たことがないような妨害行為が行われた。極めて遺憾だと思っておりまして。電話ボックスに登って大声を出したりとか、選挙カーのすぐそばで太鼓をたたいたり、明らかに異常」と会見で語りました。 警視庁は家宅捜索で選挙カーの他、パソコンや携帯電話、太鼓など数十点を押収。今後は押収物の解析などを行い、黒川代表らの行為が選挙違反にあたるか慎重に調べます。 (5月13日『news zero』より)