グレー系でシックにまとめたアウディQ2の特別仕様車が250台限定で登場 装備の充実も魅力
都会的なQ2のイメージをさらに高める
プレミアム・コンパクトSUVを標榜する「アウディQ2」は、多角形をモチーフとしたユニークな外観デザインが特徴的だ。当時30代だった若手デザイナーのマティアス・フィンク氏が若者向けに手がけたエクステリア・デザインは、アウディのSUVラインナップの中でも異なる雰囲気も漂わせている。 【写真7枚】アウディのBセグメントSUV、「Q2」に設定された都会的なQ2のイメージをさらに際立たせる特別仕様車、「アウディQ2アーバン・チック・エディション」の詳細画像をチェック ◆コントラストを強調したカラーリング 今回250台限定で発売された「アウディQ2アーバン・チック・エディション」は、「アウディQ2 35 TFSIアドバンスト」をベースに、ブラックとグレーを用いたコントラストを強調したボディ・カラーと充実させた装備が特徴となっている。 ◆明るいグレー系を2色設定 ボディ・カラーは「デューシルバー・メタリック」と「アローグレーパール・エフェクト」というファッショナブルな明るい2色のシルバーが設定された。どちらもCピラーからDピラーのグラス・エリアに配されるサイド・ブレードが「マンハッタングレーメタリック」の濃いグレーでコーディネイトされている。 足元には、グラファイトグレーの18インチ「5アームダイナミックデザイン」のアルミホイールを採用。「ブラック・アウディ・リングス &ブラック・スタイリング・パッケージ」の標準化によりディテールをブラック仕立てとすることで、サイド・ブレードとアルミホイールのグレーとのコントラストを強調することで、シックで都会的なカラーが魅力になっている。また、ドア・ミラーはボディ・カラーと同色化されている。 アウディが注力している先進のヘッドライトは、自動配光により常時ハイビームを利用できる革新の照射技術が採用されたマトリクスLED式ヘッドライトを特別装備。フロント、リアともに光が流れるダイナミックターン・インジケーターとなっていて、周囲に先進性と非視認性の高さをもたらしている。 ◆パーシャル・レザーを採用 内装では、シートに本革と合皮を組み合わせたパーシャル・レザー素材を用いたほか、フロントはシート・ヒーター付きスポーツシートになるのがトピック。また、同ライトに対応する専用インテリアの「ライトグラフィックデコラティブパネル」を好みの色に光らせる「マルチカラー・アンビエントライティング」を搭載。アウディらしい質感の高さと個性が享受できる。 限定車にふさわしく、先進安全装備をはじめとした装備の充実ぶりも目を惹く。アダブティブ・クルーズコントロール、アウディ・プレセンス・ベーシック、ハイビーム・アシスト、サイド・アシストなどの運転支援機能、オートマチック・テールゲートなどの使い勝手を高める装備を含む「コンビニエンス&アシスタンス・パッケージ」、MMIナビゲーション・システムをはじめバーチャル・コックピット、TVチューナー、6スピーカーを含む「ナビゲーション・パッケージ」、スマートフォンインターフェースの標準装備化により、安全、安心で快適なドライブが楽しめる全部のせといえる仕様になっている。 ◆ベースと同じ1.5リッターTFSIを搭載 パワートレインはベース・モデル同様、1.5リッター直列4気筒ガソリン・ターボの「TFSI」エンジンを搭載。高圧の直噴システムなどにより、最高出力150ps、最大トルク250Nmを発生。気筒休止機構の「cod」(cylinder on demand=シリンダー・オン・デマンド)が採用され、WLTCモード燃費15.8km/リッターを達成する。なお、組み合わさるトランスミッションは、デュアルクラッチ式7段自動MTのSトロニックとなっている。 価格は506万円。ベース車のQ2 35アドバンストの417万円よりも89万円高い設定だが、先進安全装備を中心とした数多くの装備が追加され、専用ボディ・カラーも含めてQ2の魅力を全方位で引き上げているだけに決して割高とは言えない。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部