マキロイと同じボストンコモンゴルフで「TGL」に参戦する松山英樹

　バーチャルとライブアクションを高い次元で融合させた全く新しいゴルフリーグ「TGL presented by SoFi』が、1月7日（日本時間8日）に米フロリダ州パームビーチガーデンズに設けられた専用スタジアム「Sofiセンター」で開幕する。 　TGLの創設者はタイガー・ウッズ（49＝米国）とロリー・マキロイ（35＝英国）。PGAツアーのトップ選手4人が1チームとなり、6チームが総当たりで対戦し、3月17、18日のセミファイナル、同24、25日のファイナルを経て初代優勝チームが決定する。参加する24選手のPGAツアー合計勝利数は230で、メジャーの合計は33勝。豪華な顔ぶれによる戦いとなる。 　ティーショットなどは64フィート（約20メートル）×46フィート（約14メートル）の巨大スクリーンに向け、天然芝のティーグラウンドやフェアウエー、ラフから放ち、バンカーも実際の砂から打つ。50ヤード以内は傾斜などが自由に変えられる回転式グリーンのあるエリアでプレーする。各チームとも試合ごとに4人中3人が出場して15ホールを戦う。最初の9ホールは3対3で、1打ずつ交代で打つ。残り6ホールは1人2ホールずつの1対1の勝負となる。 　21年マスターズを制した松山英樹（32＝LEXUS）は、いずれもメジャー覇者のマキロイ、キーガン・ブラッドリー（38＝米国）、アダム・スコット（44＝オーストラリア）とともにボストンコモンゴルフでプレーする。松山は加入が決まった際、「このチームにオファーされた時はすごくうれしい気持ちだった。アダム、ロリー、キーガンというメジャーチャンピオンの中に加われて、すごく楽しみなシーズンになると思う。このTGLを通じて、シミュレーションの良さを日本にも広めて、ゴルフの人気をつなげていけるように頑張りたい」と抱負を語っている。 　試合の模様は、大会を運営する「TMRW Sports Group」とパートナーシップを締結した「U-NEXT」で独占ライブ配信となる。選⼿らはチーム内の戦略や会話を視聴者が聞くことができるようにマイクを着⽤。さらにリアルタイムで正確なショットデータが提供される。 　開幕戦は日本時間1月8日午前11時から行われ、リッキー・ファウラー（36＝米国）らのニューヨークゴルフクラブが、ウィンダム・クラーク（31＝米国）らのザ・ベイゴルフクラブと対戦する。松山の所属するボストンコモンゴルフの初戦は同1月28日午前8時30分からで、ウッズ率いるジュピターリンクスゴルフクラブとの顔合わせとなっている。