小学生の頭をエアガンで撃ったか 58歳逮捕 「人は撃っていない」
自転車に乗っていた小学生を自宅の屋根からエアガンで撃ったとして、埼玉県警飯能署は2日、日高市旭ケ丘、無職、藪井裕巳容疑者(58)を暴行容疑で逮捕した。「人は撃っていない。鳥を撃つために屋根に上がっていた」と否認しているという。 逮捕容疑は、1日午後4時20分ごろ、藪井容疑者の自宅付近を自転車で通行していた小学生の男児(9)に対して、自宅屋根の上からエアガンを撃ち、1発を頭部に命中させたとしている。 同署によると、男児は帰宅中、2階の屋根の上でエアガンを構えて銃口を向ける藪井容疑者を見つけた。恐怖を感じて顔をそむけたところ、着用していたヘルメットに物が当たる音がしたという。ヘルメットには小さなへこみができ、付近には数発の白色BB弾が散乱していた。男児にけがはなかった。同署は家宅捜索で電動エアガン2丁と同色のBB弾多数を押収した。 藪井容疑者の自宅付近では11月にも、道路工事の誘導員から「交通規制を示す看板に何かが当たる音がした。道路上にBB弾が落ちている」と通報があり、同署が関連を調べている。【田原拓郎】