来シーズンは岡田監督の阪神が楽しみだ。大山と佐藤輝のポジション固定は大賛成。2人の活躍がチーム成績を左右するはずだ【張本勲の喝!!】
主砲2人への期待感
岡田阪神にかかる期待は大きい。来季はどんな采配を見せてくれるのか[写真=梅原沙織]
来シーズンから、セ・リーグでは阪神と広島、パ・リーグでは西武とロッテ、4球団が新しい監督で臨むことになる。新監督がどんな野球を目指すのか、そしてどんな采配を見せてくれるのか、非常に興味深いし、楽しみにしている。 その中でも注目しているのは阪神の岡田彰布監督だ。新監督と言えば新監督だが、阪神監督は2度目であり、前回(2004~08年)は05年に優勝も経験している。巨人の原辰徳監督よりも1歳上で、来季で66歳は12球団最年長監督。岡田監督はオリックスでも監督を経験しており(10~12年)、通算8年の監督経験は何よりも大きい。ほかの新監督たちとは年齢もそうだが、ここが違うところだ。 安芸の秋季キャンプから始動していたが、マスコミを通じて伝わってくるコメントなどから、かなり手応えを感じているのが分かる。やはり外から見ているのと、実際にユニフォームを着て現場に戻って見るのとではまったく違うのだろう。 岡田監督は言うことが常に明確だ。何事もあやふやにせず、これはこうする、これはしない、とはっきりしている。これだと選手も迷わないし、動きやすい。野球に集中できるというものだ。監督の言うことがコロコロと変わっていては、選手も迷うし、白けてしまうものだ。 監督就任早々、大山悠輔を一塁で、佐藤輝明を三塁で固定すると明言した。これには大賛成だ。そのほうが選手も落ち着くし、プレーに集中できる。打順もそうだが・・・
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週刊ベースボール