新1年生、新婚さんが希望を胸に 文具・事務用品の“基地”で「宝探し」 新生活を支える県内発祥「事務キチ」
特集は大忙しの店です。文具や事務用品を扱う県内発祥のチェーン店「事務キチ」。新年度の準備で一年で最も忙しい時期を迎えています。新生活を支える店を取材しました。
市内から: 「品ぞろえも豊富で良い」 高校2年生: 「いろいろあって迷うんですけど、その迷っている時間も楽しい」 新年度直前の3月31日。店はその準備のために訪れた客でにぎわっていました。3月下旬から4月上旬が店のハイシーズンです。
母親: 「動物のもあるよ」 娘: 「これがいい」 母親: 「この鹿のやつ?Bだよこれ、2Bの方がいいんじゃない」 長野市の中村さん親子。はつみさんは春から小学2年生です。 母・中村未希さん: 「(大きさは)このぐらい?1個じゃ足りないよ…5個ぐらい?」 この春、小学2年生・はつみさん: 「5個!?」 母・中村未希さん: 「だってすぐ終わっちゃうじゃん」 新学期の準備。品ぞろえ豊富な店は心強い存在です。 この春、小学2年生・はつみさん: 「筆箱とかクーピーとか買ってもらった」 母・中村未希さん: 「(品ぞろえは?)欲しいものが必ず見つかるって感じ
株式会社つちや・土屋旭央社長: 「他のお店だとこれだけの種類を置くのはなかなか難しい」 社長の土屋旭央さん(46)。前身の店を合わせると3代目に当たります。
ルーツは祖父の小彌太さんが終戦の翌年・1946年に須坂市で開いた文具の卸問屋。 後を継いだ父・將行さんはおもちゃの販売も始め1970年代には県内のデパートなどに6店舗を展開します。 しかし、バブル崩壊や大型店の進出で売り上げが低迷。 そこで、根強いニーズがあった文具・事務用品を専門にした「事務キチ」を立ち上げました。 現在、県内に3店舗、県外では11県に18店舗を展開しています。