「次に来るのはランクルJr.」どんなクルマになるのか予想してみた
2024年4月18日に正式発表となった、「ランドクルーザー250」。ランクル300、ランクル70と同様、大変注目が集まっているが、ランクルシリーズにはもうひとつ、シリーズ最小サイズとなる小型クロカンSUVの登場もウワサされている。 ランクル70が買えないならば同じ金額で程度良好の中古ランクル40はアリ?
■ランクル250発表時の謎のシルエットは「匂わせ」か!?
国内のみならず、グローバルで人気の高いトヨタ「ランドクルーザー」。ランクル300のみならず、ランクル70、そして4月に正式発表となったランクル250もまた人気が高く、販売店によると、予約は殺到しているとのこと。ただ、これらはどれもボディサイズが非常に大きく、150系プラドでは1885mmで済んでいた全幅が、250では1980mmと、取り回しに苦労するほどの大型サイズとなってしまった。「ランクルが欲しいけど、ちょっと大きすぎる……」と思っている人は少なくないはずだ。
実は、ランクル250がお披露目となった2023年8月の発表会の場で、クロカンSUV風の2モデルのシルエットが公開されていた。ひとつは、2023年の東京モビリティショーで公開されたバッテリーEVの「ランクルSe」だが、もうひとつ、背面にタイヤを背負ったやや小ぶりなクロカンSUVが映っていた。
そのシルエットは、かつてのFJクルーザーをオマージュしたかのようなデザインであり、また、トヨタが2022年6月に16車種一斉公開した際のひとつであるコンパクトクルーザーEVにも似ている(ただし、背面タイヤはコンパクトクルーザーEVでは確認できないため、また別の新たなクロカンという説もなくはない)。既存のランクルシリーズよりももう少し気軽に乗れるサイズのクロカンSUVの登場を、トヨタが匂わせているのだ。
■全長の短い「ショートランクル」がいいのでは?
ここからは、シルエットから予想できる、新型ランクル(以降、ランクルJrと呼ぶ)の姿を考えてみよう。ボディサイズについては、全長が4600~4700mm程度、全幅は1900mm、全高は1850mm程度、150系ランクルプラド(全長4825×全幅1885×全高1840mm)をちょっとだけ小さくしたサイズにみえる。 特に、狭い場所でのクルマの取り回しで最大のネックとなる全長は、使い勝手を考えて、全長5,000mm級のランクル300や250よりも大幅に短縮し、RAV4並み(全長4600mm)近くなることを期待したい。