いま買えるもっとも価値あるクルマとは? スーパーカーからEVまで2023年を大総括!
様々に語られるレヴエルトですが、個人的にその本質はレブリミットを引き上げ高出力化した新開発V12エンジンを堪能するためのクルマだと考えます。ただし、モーターを積むわけですから、フロントの2モーターはトルクベクタリングの考え方であり、4WSはロングホイールベース特性を打ち消すためではなく、4輪を制御する意味でのいわばトルクベクタリングの延長線上にあるのだと思っています。
【グランツーリスモ部門】メルセデス・ベンツ Sクラス GTとは何ぞや? フツーなら大き目の2ドアクーペ、あるいは時代感を重んじSUVのなかから選ぶのが真っ当。しかし、快適にストレスなくクルマ旅を楽しむことをGTの信条とするならば、ワタシはSクラス一択です。
時速200km/hでもステアリングに添える手は指一本。細々言いたくもありませんが、抜群の直進安定性とラグジュアリカーの域に達したインテリアなど、乗れば乗るほどにジワるメルセデス感にただただ感心しまくり。感動するとか、ステータス性とか、そんな評価や価値観じゃないんですねこのクルマの世界観は。というワケで、Sクラスはやはり最高です!
【SUV部門】トヨタ センチュリー(SUV) メイド・イン・ジャパンのSUVが2000万円。トヨタSUVが2000万円。つまり、センチュリーSUVの誕生は世界的ラグジュアリー価格で売る環境が整った、あるいは能動的に整えたことに意味があります。
ホンダに2000万円クラスのクルマはもうありません。あれだけモータースポーツに金つぎ込んで、市販車ラインナップ見る限り何を考えているのか理解不能。まさかN-BOXで回収するんじゃないでしょうね? つまり、そういうことです。
【好感度No.1カー部門】ボルボ EX30 皮肉タップリに極論すれば自称リベラルな人にピッタリ。まあ、そこまでヒステリックにならずとも、ミニマルなライフスタイルから悪目立ちしないハイクオリティライフを目指す人までお似合いでしょうか。とにかく、いい人そうに見えてしまうのがボルボの市場価値かもしれません(日本)。