【バスケ】CS初戦の注目カード「東西の横綱対決」の見どころは? Bリーグチャンピオンシップが10日開幕
琉球「A東京のディフェンスを見極めたい」
一方の琉球は8日に沖縄アリーナサブアリーナで練習を公開後、桶谷大HCと選手がメディアの囲み取材に応じた。琉球はRS最終盤で4連敗を喫するなどして名古屋Dにまくられ、西地区7連覇を逃し、厳しい状態でRSを終えた。それでもチームの大黒柱であるジャック・クーリーは前を向く。 「レギュラーシーズンでは苦しむところはあったんですけど、プレーオフとなったらまた1からのスタートだと思っています。ファイナルまでに6勝したチームが優勝する。また新しい気持ちを持ち、プレッシャーに打ち勝ちながら、シーズンの逆境を跳ね返したいです」 ハーフコートでピックを使ってディフェンスのずれをつくりながら、確率の高いシュートを堅実に決めていくA東京に対し、桶谷HCや選手は個の得点能力が高いメインデルを警戒選手に挙げた。他方、A東京の堅守を突破するポイントとしては、桶谷HCが以下のように語った。 「ターンオーバーをしないというところが一番重要で、そのためには相手のディフェンスがハーフショーかハードショーかや、他にもスイッチをしてるのか2ー3ゾーンを敷いているのかなど、全員が見分けて共通認識を持ってプレーすることが大事です。また、ボールピックでずれを作ってからジャックやアレックスにいい状態でボールをつかませ、そこから自分たちのボールムーブメントができたらおのずと攻略できると思います」 琉球にとっては、強みであるインサイド陣でアドバンテージを生み、そこを起点にフリーのシュートシチュエーションをつくれれば波に乗るきっかけをつくれそうだ。
長嶺 真輝