金融緩和バブル崩壊で日経平均は上値重く、底堅い展開へ
いよいよ金融緩和バブル崩壊、日米の株式市場は軟調です。今後の日経平均の先行きを考えます(写真:freeangle/PIXTA)
世界的な金余りが終わり、バブルは崩壊したと考えられる。 アメリカの株式市場は相変わらず金融緩和の終了を懸念して、買われすぎ銘柄を中心に調整が続いている。4週間ぶりにナスダック指数が上昇するなど底入れ感も出ているが、1日の値幅も大きく、相場全体としては底値模索が続いている。はっきりと底入れとなったということでもないような感じだ。 日本市場でも決算発表が始まっている。好調な決算を発表する企業も多いが、地合いの悪さから反応は悪い。日本電産(6594)のように、買われすぎ感が強い銘柄、単純にPER(株価収益率)が高い銘柄は増配や自社株買いを発表しても売られる状況だ。とくに割高ではないが日東電工(6988)など、上方修正を売られる相場展開となっている。
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清水 洋介