約313万円でトヨタ「ハリアー」買える!? 最上級仕様の「ほぼ半額」! 人気“高級SUV”の最安「S」グレード何が違う?
エントリーモデル「S」の装備は十分!
ハリアーのエントリーモデルであるSの装備について見てみましょう。 その違いはおおまかにいって、上質感を演出するエクステリアやインテリアの一部がベーシックなものになっている点と、先進技術系の装備の一部が省略されたり、メーカーオプション化されている点が挙げられます。
エクステリアでは、フロントバンパーメッキモールがアッパーのみ(他グレードはロアも)、リアバンパーメッキモールが省略されています。 目立つところでは、Sのみが3灯式ヘッドライトとなり(他はプロジェクター式LEDヘッドライト)、ホイールは17インチ(他は18インチもしくは19インチ)となるところでしょう。 インテリアでは、Sのみシート素材がファブリックとなり、パネルとパイピングオーナメントの加飾が省略されています。 またパワーシート、フロント足元・フロントインサイドドアハンドル・コンソール・助手席ミッドパッドの照明、フロントドアスカッフイルミネーションが省略されています。 エントリーモデルでもディスプレイオーディオは標準装備となっているので、スマートフォンとの連携でナビアプリなどを映すことが可能です。 ただSとGはディスプレイサイズが8インチ(他は12.3インチ)で6スピーカー(他は9スピーカー)となっている点が異なります。 このほかにも細かい違いがありますが、日常シーンではファブリックシートでパワーシートなし、ディスプレイオーディオの画面が他より一回り小さいといったところが、グレード選択のポイントとなるでしょう。 エクステリアでは、ヘッドライトとホイールの違いが最安グレードの証しのようになってはいますが、基本的な快適装備や、後付けできない先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」は他グレードとほぼ大差なく装備されています。 唯一SとGに備わらない「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)+ブラインドスポットモニター(BSM)」も、6万8200円のメーカーオプションで追加できるので、つけておくのが安心です。 ※ ※ ※ ハリアーのリセールバリューは相対的に高く、グレードの違いによる下取り価格の差も小さくなっています。 元祖高級SUVとも呼ばれるアッパーミドルクラスのクロスオーバーSUVが、300万円ちょっとの価格で購入できるのは、かなりコストパフォーマンスに優れるといっていいでしょう。
佐藤 亨