キュレーションから脱却するNewsPicks ── オリジナルコンテンツを配信へ
スマホ向けニュースアプリ「NewsPicks」を運営するユーザベースは19日、東京都内でNewsPicksのメディア発表会を開催した。このなかで佐々木紀彦編集長は「NewsPicksはキュレーションメディアではない。世界最先端の経済メディアになる」と独自コンテンツを配信する方針を明らかにした。 佐々木編集長は、週刊東洋経済の編集に携わってきたほか、「東洋経済オンライン」の編集長を務めてきたとあって、経済分野のニュースに明るい。オリジナル連載やインフォグラフィックスに力を入れ、3年後には編集部を100人体制にするとしている。 同社代表取締役共同経営者の梅田優祐氏は「NewsPicks編集部」創設の狙いについて、「いいコンテンツにはお金がかかることがわかった。有料課金とブランド広告に力をいれていく」と話した。NewsPicksでは、すでに月額1500円の課金サービスを提供しているが、ここにオリジナルコンテンツが加わることになる。 NewsPicksは開始1年で21万ダウンロードを達成。400万ダウンロードを達成した「SmartNews(スマートニュース)」と比べて数では劣っているものの、「世界観を重視しており、急速な拡大はサービスにとってよくない」(梅田氏)と話した。