J3琉球の来季監督に浦和ユース監督の平川忠亮氏が就任 「全身全霊をかけて取り組んでいきます」
浦和は24日、ユース監督の平川忠亮氏(45)が今季限りで退任し、J3琉球の来季の監督に就任すると発表した。 平川氏はクラブを通じ、「このたび、2025シーズンよりFC琉球OKINAWAで監督を務めさせていただくことになりました。浦和レッズに在籍した23年間、本当にお世話になりました。チームはもちろん、ファン・サポーターのみなさま、パートナー企業のみなさま、ホームタウン・行政のみなさま、後援会・スチュワードのみなさま、現役時代のチームメート、監督・コーチングスタッフ・メディカルスタッフ、栄養士さん、食事を用意してくださるスタッフのみなさま、マネージャー、大原・レッズランド・埼スタのグランドキーパーのみなさま、洗濯・清掃スタッフのみなさま、メディアのみなさま、クラブの事業部門のみなさま、レディースの選手・スタッフのみなさま、そしてアカデミースタッフ、アカデミー選手と保護者のみなさま、本当に多くの方々のサポートがあり、選手として17年間、指導者として6年間過ごすことができました。23年間、共に過ごした全てのみなさまに心から感謝いたします。ありがとうございました。 浦和レッズで過ごした日々は決して忘れることはありません。2003年、国立競技場で初めてタイトルを獲得したヤマザキナビスコカップをはじめ、Jリーグ、天皇杯、ACLの数々のタイトル。そして2011年の残留争い。良いときも悪いときも一緒に闘ってくれた浦和ファミリーのみなさま、素晴らしい時間をありがとうございました。 指導者としてもトップチームでオズワルド オリベイラ監督、大槻毅監督、リカルド ロドリゲス監督の下、コーチとして貴重な経験をさせていただきました。そしてアカデミーでは、初めて年間を通して監督業を経験させていただき、多くのことをアカデミーの選手たちからも学ばせてもらいました。 来シーズンからは浦和で経験した全てを生かし、そして浦和を愛した気持ち同様にFC琉球OKINAWAのために全身全霊をかけて取り組んでいきます。カテゴリーは違いますがJ1昇格に向けて闘うFC琉球も気にかけていただけたらうれしいです」とコメントした。 平川氏は静岡・清水商高(現清水桜が丘高)、筑波大を経て02年から浦和一筋でプレー。J1通算335試合で9得点をマークし、06年のJ1制覇、07年のACL優勝などに貢献した。 18年限りで現役を引退。19年からユースやトップチームでコーチを務め、今季からユース監督に就任していた。平川氏は初めてJクラブのトップチームを指揮することになる。 琉球の金鍾成監督(60)は契約満了に伴い、今季限りでの退任が決定していた。