【決定版】防災プロの自宅を訪問!何を備えている「台風7号あす関東に最接近」「大阪で大規模停電」5年保存水、火を使わない湯沸かし、簡易トイレは感染症防ぐ使い方を覚えよ!
◆水と保存食 ポイントを解説
部屋にあったのは、一見、普通に見えるウォーターサーバーですが… (水口健さん)「停電になっても水が供給できるウォーターサーバー。それに、5年保存ができる水も用意があります」 普通は電気で動くため停電したら使えませんが、このウォーターサーバーは電気がなくても水が出る機能付きです。このサーバーと水で月額3000円だそうです。 続いては保存食。選び方にはポイントがあるといいます。 (水口健さん)「災害時にはおにぎりやパンは早く供給されるのですが、それ以外のお惣菜やビタミンが入ったものはとても少ない」 栄養を考え、重点を置くのは主食以外のおかずです。さらに水口健さんは、「甘いものっていうのは心を落ち着ける意味でも必要ですし、チョコレートでもなんでも構いません」とおやつの大切さを話します。
◆大事な電気の備えは
そして、自宅で避難する場合に欠かせないのは電気の備えです。 (水口健さん)「これは100ボルトが出せるポータブル電源という種類。ここから停電時に家庭用電気製品に電気を供給することができます」 充電しておけば冷蔵庫なら5時間分の電気が使え、USBポートで便利にスマートフォンの充電もできます。 しかし、限りある電力。そんな中でのおすすめが、電気もガスも使わない「湯沸かし」グッズです。こちらのパックに水をいれて約10分置くと、熱々のお湯が沸きあがります。 (水口健さん)「これはヒートパックといいまして、約180ミリリットルのお水ですと、10分かからないで90℃くらいの熱湯になります」
◆とても大事な簡易トイレ 使い方を知っておく
さらに、水口さんによりますと、準備した防災グッズは定期的に使っておくことが重要だそうです。例えば、見たことはあっても使い方はわからないという人がほとんどの簡易トイレ。正しく清潔に使うコツを聞きました。 (水口健さん)「中にはビニール袋と凝固剤が入っています。便座を上げて便器に袋を被せたら、便座をおろしてください」 あとはいつも通り、トイレとして使います。水で流さないため、ここからのしまい方が清潔に使うポイント。 (水口健さん)「尿や排せつ物が長い間時間がたちますと、袋の中でガスが発生して膨らんできます。2次災害である感染症を防ぐように、できるだけ絞った形で、空気を抜いた形で一度保管することをおすすめします」
◆防災安全協会の「コレだけは用意しておくべき」
在宅避難(3日~1週間分) □飲料水 1人1日3リットル □調理なしで食べられる軽食 □簡易型トイレ袋 1人1日7回分 □トイレットペーパー・ティッシュ □懐中電灯やランタン □スマホ用モバイルバッテリー □ラジオ 避難所(最低でも1泊分) □スリッパ □救急用品 □ヘルメット □給水袋 □手袋 □筆記用具 □ウェットティッシュ □マスク □ホイッスル □消臭袋 □防寒シート・寝袋 □貴重品