夫の年収が「1200万円」超えのため、児童手当の“対象外”です。10月からはわが家も対象なのですが、「手当の話で年収がバレる」と聞きました。ママ友との会話で気を付けることはあるでしょうか…?
意外な切り口で年収がバレてしまう可能性も
児童手当の他にも、次のような話題でうっかり世帯年収がバレてしまう危険があります。 ・健康保険料や厚生年金保険料 →健康保険料や厚生年金保険料は収入に応じて額が上がっていく仕組みであるため、「保険料が〇万円」などで収入が想像できることもあります。 ・生命保険料控除 →控除枠の上限は所得税が4万、住民税が2万8000円と一律で決まっていますが、所得金額に応じて軽減される所得税が異なるため、世帯年収によって得られる節税効果も異なります。詳しく説明できる人は少ないかもしれませんが、話題に挙げる際には注意が必要です。 ・ふるさと納税 →年収によってふるさと納税の控除上限額は異なります。「〇〇市と〇〇村の返礼品を頼んで、残りは〇〇区でこの品もらう予定」などの発言は控えましょう。 ・高額療養費制度 →高額療養費でカバーできる金額は年収によって異なります。入院・治療の話題になった際にうっかり話してしまわないよう気をつけましょう。 ・確定申告 →会社員でも年収2000万円を超える際は確定申告が必要です。自営業ではないのに「今年も確定申告が大変な時期だね」などと話すと、暗に年収が分かってしまうかもしれません。
まとめ
2024年10月に児童手当制度が改正されます。制度改正によって、これまで所得制限・上限により対象外だった高収入世帯や、高校生の児童を持つ世帯も支給対象になります。 制度改正や申請時期など、保護者同士で話題に上がりやすい制度です。世帯年収がバレてしまう可能性があり、児童手当などの話題が出た際には、支給対象か否かの話や、具体的な数字を上げての話は避けたほうが無難でしょう。 出典 こども家庭庁 児童手当制度のご案内 執筆者:田中美有 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部