ノリスがアメリカGPで今季6度目のPP!フェルスタッペン2番手、フェラーリ勢3-4…角田裕毅はローソンのトウを使うもQ2止まり11番手|F1
2024年のF1第19戦、アメリカGP予選が現地時間19日行われた。 現地オースティンはスプリントレースから引き続き晴天、気温28℃、路面温度38℃のドライコンディションで予選Q1開始時刻を迎えた。 18分の予選Q1が始まっても、トラックに出てくるのは一部のドライバー。トラフィックを避ける狙いから、Q1開始から数分経過してようやくピットから出るチームも。 角田裕毅は残り8分を切り、一度タイムを出すもターン12でのトラックリミット違反を取られてタイム抹消となる。これで事実上ワンアタックでQ2行きを狙う展開となった。 残り3分でほぼすべてのドライバーがトラックへと出て、タイム短縮を狙う。角田はこのワンチャンスで1:33.795をマークし、11番手でQ2進出を決めた。なお、今回が1年ぶりのF1実戦となる僚友リアム・ローソンはすでにパワーユニット交換で最後尾が確定している状況ながら、Q1における3番手でQ2行きとなっている。4番手ジョージ・ラッセルから15番手ランス・ストロールまで、0.497秒内に11人がひしめく大混戦だった。 このQ1で15番手に届かなかったのはアレクサンダー・アルボン、フランコ・コラピント、バルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトン、チョウ・グァンユの5台だった。
続く15分のQ2では、多くのドライバーがまずはユーズドのソフトを装着してタイムを出しにいく。ここでVCARB勢は、バックストレートで角田にローソンのトウを使わせる狙いで周回を行うも、角田はこの最初のラップで10番手と当落線上となる。 残り3分を切ってVCARBは再度角田にローソンのトウを使わせるが、そのセクター2区間で大きな上積みにならず。セクター2のタイムは37.4秒と、Q2走行ドライバーの中でも遅い区間タイムという内容で、角田は1:33.506の11番手。ケビン・マグヌッセンに0.032秒及ばずQ2脱落となった。 このQ2敗退となったのは角田、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコン、ランス・ストロール、タイムなしとなったローソンの5台となっている。 トップ10のグリッド順を決めるQ3では、まず最初にタイムを出しにいくドライバーが多数となる。残り4分時点で1:32.330のノリスが暫定トップ。2番手マックス・フェルスタッペン、3番手カルロス・サインツとなった。 残り3分が迫ると各車ラストアタックへと出ていく。だが残り1分を切ってジョージ・ラッセルがターン19奥でクラッシュし、バリアに当たってストップする。これでアタック中のマシンはすべてイエローフラッグ対象となり、予選は残り1分時点の順番で終了となった。 結局1:32.330のノリスが今季6度目のポールポジションをマーク。ラストアタックではトラックデータ上、マゼンタ色の最速を塗り替えながら走行していたフェルスタッペンは、タイム更新ができず2番手で予選終了となった。 3番手サインツ、4番手チャールズ・ルクレール、5番手オスカー・ピアストリ、6番手ラッセル、7番手ピエール・ガスリー、8番手フェルナンド・アロンソ、9番手マグヌッセン、10番手はQ3タイムなしだったセルジオ・ペレスという並びになっている。