【BCクラシック】「危険な人気馬」シティオブトロイに「厳しい枠」「ガリレオが出ている」の声
英ダービー馬シティオブトロイ(牡3、A・オブライエン)は危険な人気馬だ-。初ダートで挑むダート最高峰の一戦。エイダン・オブライエン調教師の執念と、前走英インターナショナルSの圧勝劇、父が米3冠馬ジャスティファイという血統背景から大きな期待を集めているが…。 各国の競馬メディアは父ジャスティファイの主戦を務めたマイク・スミス騎手や管理したボブ・バファート調教師、対戦する他陣営の調教師や、欧州でオブライエン厩舎としのぎを削る競馬関係者など多くのホースマンに今回の挑戦についてインタビューしている。 ほとんどのホースマンの口から「シティオブトロイの能力が高いのは間違いない」「スムーズに走れば新たな歴史が作られる」という前向きな言葉が多く聞かれる一方で、「どちらかというと、ジャスティファイより(母父の)ガリレオが出ていると思う」「厳しい枠に入った」という冷静な声も…。共通しているのは、どの関係者も「やってみなければわからない」「終わってみないと…」「エイダン・オブライエン師が挑戦するのだから(尊重しなければ)」と未知数な部分があることを認めている点だ。 エイダンは「彼にガリレオの血がたっぷり入っているのは明らかですが、ジャスティファイの血もたっぷり入っていると思います。ジャスティファイの血がどれだけ入っているのかはこれからわかるでしょう」とコメントしている。これまで17頭をBCクラシックに送っている名伯楽。悲願の初勝利となるのか、それとも18頭目の敗者となるのか。