同居する義母の介護がいつまで続くのか・・・考えると憂鬱になる【よろず相談室】
下松市の50代会社員女性からの相談です。「同居している義母の介護がいつまで続くのか考えると憂鬱(ゆううつ)になります。車いす生活でショートステイを利用していますが、朝は行きたくないと必ず文句を言います。義母が今の私と同じ年の頃は介護することもなく旅行や趣味を楽しんでいました。でも家に義母を残して外出するとなると気になります。介護施設への入居は費用の問題もあり難しいです。夫と協力していますが、先が見えず精神的に疲れます。どのような気持ちで過ごしたらいいのか、皆さんの意見をお聞きしたいです」 ★距離取り心穏やか 私も義父の介護で、よくイライラしていました。看護師として働いていますが、家のこととなると患者さんと同じように…とはいきません。私は義父の入院をきっかけに適度な距離ができ、心穏やかになりました。ご主人と交代で介護をされつつ、好きなことをして体を休めてほしいです。(安芸区・看護師女性・52歳) ★レスパイトを活用 先日レスパイト(休息)のための入院を約2週間利用して、海外在住の息子に会いに旅行を兼ねて行ってきました。義母をおいて旅行なんて…と思っていましたが、ケアマネジャーの提案もあって。暑い時期でも病院にいるので安心だし、私自身のリフレッシュになりました。介護する私たちの時間や人生も大切にしないと、今後どうなるか分かりません。お互いのためにぜひ一度試してみてください。(呉市・主婦女性・55歳) ★楽しい時間つくる 介護は専門職を頼り、家族の楽しい時間をつくるよう心がけています。施設に入所した母の部屋へお菓子を持ち寄ってお茶をしたり、孫や友人を連れて行ったりしています。おかげで母は精神的に安定して生き生きとした様子が増えました。みんなが安心できる生活が一番です。(岩国市・司書女性・67歳)
中国新聞社