RSK山陽放送

今年4月、倉敷市玉島の民家の敷地内に手りゅう弾を投げ込んだなどの罪に問われている男の裁判で、検察は懲役16年を求刑しました。爆発物取締罰則違反などの罪に問われているのは広島県福山市に住む六代目山口組五代目山健組の傘下組織会長の男（63）です。 【写真を見る】「敵対する組織を牽制する目的」六代目山口組五代目山健組傘下組織会長の被告に「懲役16年」求刑　手りゅう弾を投げ込んだなどの罪で 起訴状などによりますと、男は今年4月倉敷市玉島上成の民家の駐車場に手りゅう弾を投げて爆発させ、家の壁や窓ガラスなどを損壊させた罪に問われています。 きょうの初公判で男は「間違いありません」と起訴内容を認めました。この民家は元池田組の幹部の知人宅で、検察は「敵対する暴力団組織を牽制する目的で敢行されたことは明らかである」「近隣住民は不安や恐怖を抱えている」などとして懲役16年を求刑しました。 これに対し弁護側は「長い刑期を覚悟していて再犯の可能性はない」などとして懲役10年程度が相当としました。判決は12月18日に言い渡される予定です。