浅倉カンナ「普通の女の子に戻る? 本当にそんな感じです」 引退試合で現王者・伊澤星花と対戦【RIZIN.48】
そこで目標とする戦いができなかったというのも引退の一つの要因に? 「言っていただいた通りで、いろいろな選手とやってみたかったんですけど、なんというか気づいたら『RIZINの門番』みたいな位置になっていたというか。それがちょっとしんどかったところもあったんですが、試合は組んでもらえていたし、今思えばちょっと関係あるかもしれませんが、悔いはないです」 伸びしろがあると思っているのに。格闘技が嫌いになったわけではない? 「1試合の重みってあるじゃないですか。それを楽しんでやっていたけど、なかなか最近は心から楽しめてないというか、しんどい時もあったというか…。今までのように勢いで行けなくなったというか」 最近の戦績も決断の一つに? 「負けが続いたじゃないですか。浜崎さんに負けて、大島さんに負けて、パクちゃんにも負けて。そういう負けが続いたこともあるかもしれないです」 次の目標は頭の中に? 何かやりたいことは決まっている? 「正直、明確にはないんですが、とりあえずは今まで格闘技をずっとやってきたので、女子したいです(笑)」 今までは女子を楽しめていなかった? 「格闘技のない生活って送ったことがないんです。例えば、今までは毎日練習に行っていましたけど“練習に行かなきゃ”という感情がなくなるわけじゃないですか。ずっと運動して動いていたので、まずは女子を楽しんで。でもリアルに次にやることを見つけないとなと思っているので、それは引退してからですね」 古い言い回しですが「普通の女の子に戻る」ってことですか? 「そうですね(笑)」 このフレーズは知ってます? 「分からないです(笑)。なんですか? でも本当にそんな感じです」
昔、キャンディーズという女性アイドルグループが「普通の女の子に戻ります」と言って引退したんです。 「キャンディーズは聞いたことはあります。並べていいのか分からないんですが、まさにその気持ちです」 結婚引退では? 「すごく聞かれるんですが(笑)。全然そんなのではないんです。本当にシンプルに“格闘家としての浅倉カンナは最後でいいかな”と自分で決めたことなので、そこは誰かが影響しているとかではないです」 格闘技からは完全に離れる? フィットネスとかもやらない感じ? 「そこも引退してみないと分からないですね。今まで動いていたから動きたくなるのかもしれないし、逆にやめて“何もやらなくていいんだ”と何もやらないかもしれないし。それって経験がないことなので終わってみないと分からないです」 2023年の大晦日に引退した山本美憂選手は前々日会見で「勝ったらまたやりたくなるのでは?」という質問に「自分で敷いたレールに自分で乗っからないことが多いので全然分からないけど、毎回その時の自分の気持ちに沿っていこうと思っているので(笑)」と話していたんですが、浅倉選手の場合はどうでしょう。勝ったらまたやりたくなるという可能性はないのでしょうか? 「美憂さん、そんなことをおっしゃっていたんですか(笑)。でも自分は勝ってももうやらないと思います」 8月21日に行われた会見では今回の試合を「集大成。後悔のない試合をしたい。伊澤選手は強いが練習通り戦えれば行けると思う」と勝利へのこだわりを見せた浅倉。果たして有終の美を飾ることはできるのか。
【関連記事】
- 浅倉カンナ「普通の女の子に戻る? 本当にそんな感じです」 引退試合で現王者・伊澤星花と対戦【RIZIN.48】
- 引退試合で伊澤星花と対戦の浅倉カンナ「集大成。今持っているすべての力を王者にぶつけたい」。勝っても引退の意思は変わらず【RIZIN.48】
- バンタム級タイトル戦線に影響大の元谷友貴vs太田忍、牛久絢太郎vs佐藤将光が決定【RIZIN.48】
- 修斗の同時2階級制覇王者の新井丈が2度目の参戦。「テーマは“JO is Back”。強い新井丈を見せる」【RIZIN.48】
- 矢地祐介が「以前対戦が決まりかけた」宇佐美正パトリックと対戦。「縁があるのかな。若いパワーのある選手と対戦できるのはうれしい」【RIZIN.48】