16歳の張本美和「負けたときは、切り替えられるか、苦しくて...」涙の勝利で決勝進出 早田ひなは平野美宇とのダブルスで好調キープ「2人がチームを引っ張っていかないと」 卓球女子団体は中国との決勝へ
◇パリオリンピック2024 卓球 女子団体 準決勝(大会14日目=日本時間9日、パリ南アリーナ) 【画像】勝利後、涙を流す張本美和選手と平野美宇選手が抱擁 女子団体準決勝では、日本がドイツを3-1で下して決勝へ進出。この種目4大会連続となるメダルが確定しました。 2試合目では張本美和選手が今大会初黒星。それでも4試合目は立て直し決勝進出を決める勝利。16歳は涙を流し、早田ひな選手と平野美宇選手に迎えられました。 張本美和選手は「今は本当にホッとしているっていう一言だけです」とコメント。続けて「自分の1試合目が負けたときは、切り替えられるか、苦しくて、それでももう1試合あるんだと思って乗り切れてよかったです」と言葉を詰まらせ涙を浮かべながら心境を明かしました。 また平野選手は、第1試合で早田選手とのダブルスに勝利。1勝1敗で迎えた第3試合では、ドイツに傾きかけた流れを引き戻すストレート勝利。「(ダブルスは)早田選手も声をかけてくれて、緊張している中でもとれたのは大きかった。1-1だったんですけれど、準決勝はこういうものが普通だと思う、ここで絶対自分が取るという思いでやったのがよかった」と試合を振り返りました。 早田選手は3試合連続で平野選手とのダブルスのみに出場。ここまで3試合いずれも勝利でチームに勢いをもたらしています。「同い年の2人がチームを引っ張っていかないといけないですし、私の場合はパワードライブを打てるので、得点を決めるのは自分の役目だと思っている。それが入れば平野選手の得点も上がっていく」と試合を振り返ります。 また「そのあと張本選手は負けてしまいましたけれど、1人だからこそいろんなプレッシャーと戦う苦しい部分もあると思うんですけれど、私たちが1勝0敗で回すことが大事なのでその役割が果たせたのかなと思います」と力強く話しました。 悲願の頂点を目指し、決勝は大会4連覇中の中国と激突します。