ナダルとのクレー戦は「君の裏庭に足を踏み入れているようだった」 フェデラー氏がSNSで感謝
◇テニス 男子国別対抗戦デビス杯ファイナルズ ファイナル8(2024年11月19日 スペイン・マラガ) 男子テニス元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(38=スペイン)が19日(日本時間20日)、スペイン代表として同国マラガで行われた国別対抗戦デビス杯ファイナルズの準々決勝オランダ戦に出場。第1試合のシングルスで世界80位のボティク・ファンデザンスフルプ(29=オランダ)に4-6、4-6で敗れた。スペインは1勝2敗(シングルス1勝1敗、ダブルス1敗)で敗退し、今大会での引退を表明していたナダルにとって現役最後の試合となった。 四大大会で通算22勝のナダルに次ぐ歴代3位の20勝をマークしたロジャー・フェデラー氏(43=スイス)は自身のSNSを更新。“引退試合”に向かうナダルへ「君のおかげでテニスをさらに楽しめた」と惜別の思いをつづった。ナダルが得意とするクレーコートでの試合は「君の裏庭に足を踏み入れているようだった」と表現。「自分のプレーを考え直させてくれた。ラケットの大きさを変えるほどだった」などと振り返り、「君の古い友人はいつも君を応援していて、君が次に何をする時も同じように大きな声で応援していることを知ってほしい。ラファ、最高だよ! いつもありがとう」と感謝を示した。 また、四大大会で女子シングルス通算23勝をマークしているセリーナ・ウィリアムズ(43=米国)もインスタグラムで「あたなは私にもっとうまくなり、もっと一生懸命プレーし、戦い、決して諦めず、もっと勝つように刺激を与えてくれました。あなたの伝説へ消えることはありません」と感謝を伝えた。 この日、スペイン代表として一緒に戦った世界ランク3位のカルロス・アルカラス(21)は「あなたのおかげでプロテニス選手になれました。子供時代にアイドルとして、そしてチームメートとしてキャリアを過ごすことができて幸せでした」とコメント。四大大会シングルス通算11勝の伝説の名選手、ロッド・レーバー氏(86=オーストラリア)はナダルの試合を見られたのは光栄だったとし、「あなたの功績は、このスポーツ史上最も偉大な選手の一人として永遠に残るだろう。数え切れないほどの忘れられない瞬間と、将来の世代にインスピレーションを与える優れた基準を設定してくれたことに感謝します」と話した。