パリ68キロ級・銅の尾崎野乃香が62キロ級で全日本優勝 今後の階級は「まだわからない」
レスリング全日本選手権が20日、2日目が行われ、パリ五輪銅メダルの尾崎野乃香選手が優勝しました。 【画像】レスリング女子68キロ級・石井亜海が2年ぶりの全日本選手権優勝 パリ五輪では68キロ級で出場し銅メダルを獲得した尾崎選手。今大会は2022年の世界選手権で優勝した62キロ級で出場しました。 尾崎選手は初戦を6-0からフォールを奪い勝利すると、準決勝では足首への高速タックルでポイント。そのまま攻め続け、合計4ポイントを獲得し無失点で決勝に進みました。 決勝で尾崎選手は素早い片足タックルから相手のバックをとるとローリングなどで一気に6ポイントを獲得します。試合開始約2分には豪快なタックルで2ポイント追加し第2ピリオドにも2点を加え10-0で大会4度目の優勝となりました。 試合後尾崎選手は「パリ五輪が終わってから2か月あってこれからの階級のことを考えて、まだ4年後62キロでやるかどうかは考えていないですけど、自分の体重がピークからどんどん落ちていって、いまは62キロ級で挑戦するのが一番いいんじゃないかなと思ってこの階級で出場しました。五輪の時は予選も含めて万全の状態で臨んでいたけど、トップの選手と戦うにはこれ以上の技術やフィジカルが必要だと感じましたし、今日は優勝してほっとしてますけどやるべきことはたくさんあるなと思いました」と課題と共に振り返りました。 これまで62キロ級を主戦としてきた尾崎選手。「今後の階級はわからないですがこの大会で優勝できましたし、来年のアジア選手権、U-23とかありますのでそこでしっかり優勝するのが目標です」と今後について語りました。