ひょっとして本命!? レクサス「LM」の6人乗り「バージョンL」を再検証。4人乗り「エグゼクティブ」より500万円もお安い1500万円からです
待望の3列6人乗り仕様「バージョンL」が追加設定
レクサスのラグジュアリーミニバン「LM」に、待望の3列6人乗り仕様「バージョンL」が追加設定されました。乗員のパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに重点を置いて開発されたバージョンLは、「エグゼクティブ」仕様より500万円安となる1500万円(消費税込)となります。 【画像】レクサス「LM」に待望の3列6人乗り仕様が追加設定! バージョンLを見る(10枚)
後席はパーソナル感とリラックス感を重視
レクサスはラグジュアリーなミニバンの「LM」に、3列6人乗り仕様の「バージョンL」を追加設定した。2023年にショーファードリブン仕様の4人乗りモデル「エグゼクティブ」が国内に初めて導入されたLMだが、ついにより多くのニーズが見込めるであろう「本命」の登場となっている。価格はエグゼクティブより500万円安となる1500万円(消費税込)とされた。 バージョンLはビジネスやプライベートなどさまざまな利用シーンを想定し、多人数乗車時でもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに重点を置いて開発。車名のLMが意味する「ラグジュアリームーバー」ならではのきめ細やかな心遣いと多彩な装備で、すべての乗員が自然体で過ごせる空間を提供してくれるという。 どのシートでも快適に過ごせるようにパッケージングに考慮してシートを配置、開放感や見晴らしに配慮しつつトリムやオーバーヘッドコンソールを配している。また、走行中の疲労原因のひとつである揺れの軽減や視線の安定化、「心地よく感じる自然な静けさ」にこだわった静粛性など、走りや乗り心地にも注力している。 なお、ボディサイズ(全長5125mm×全幅1890mm×全高1955mm)やエクステリアデザイン、パワートレインなどはエグゼクティブと同様。ハイブリッドの「500h」で、2.4Lターボエンジンにフロントモーターと高出力リアモーター(eAxle)を組み合わせている。
2列目は至れり尽くせりの豪華仕様
シートは頭部の揺れが疲労に大きく影響することに着目し座面の体圧分散や体幹保持を追求、体を腰で支える構造が採用された。フロントシートは座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず体をホールド。2列目は特性の異なる2種類の衝撃吸収材と柔らかな表皮により、乗員を優しく包み込む構造に。3列目は2列目同様に優しく包み込みながら支え、ゆったりと座れるようにシートバックとクッションに厚みを持たせている。 2列目シートはオットマン付きパワーシートに頭部を支える大型ヘッドレストを備えた快適仕様で、レクサス最高級レザーのL-ANILINE(エル・アニリン)を用いて上品な質感を実現している。最大480mmの電動スライド機構や、大腿部から背中までを押圧するリラクゼーション機能を備えている。 また、マグネシウム製天板の格納式テーブルやカップホルダーを備えたアームレスト、シートヒーター&ベンチレーションなどを採用した。ほかにもタッチ式リアマルチオペレーションパネルを左右シートそれぞれに配置し、格納式14インチディスプレイをオーバーヘッドコンソールに標準で備えている。3列目シートは2列目をリクライニングした状態でも荷室が確保できるマルチポジションスペースアップシートを採用、フロントと3列目シートにはセミアリニンレザーを用いた。 後席部の快適性を向上させるため、エアコン、シートポジション、サンシェード、照明などを統合制御するリアクライメイトコンシェルジュを「エグゼクティブ」同様に採用。ユーザーの好みにカスタムできるだけでなく、4つのプリセットモードを用意する。