卵巣嚢腫と子宮外妊娠の手術で、自然妊娠は無理。苦難の末に、体外受精で妊娠した妻が下した決断とは
体外受精で双子を妊娠
体外受精では、男性側がおこなうのは受精する日に精子を採るのみのため、タイミング療法と比較すると負担は少ないといえます。しかし、女性側は排卵誘発剤などの注射をするために度々通院する必要があり、時間的な拘束だけでなく身体的な負担も大きいといえます。 体外受精時には、妊娠の確立を上げるために複数の受精卵を子宮に移植することがよくおこなわれます。また、排卵誘発剤の影響もあり、通常妊娠より双胎・多児妊娠(双子以上の妊娠)の確立が高いといわれます。 優華さんは体外受精をはじめて数か月後には無事妊娠。双子を授かりました。6カ月を迎えるころには、かなりお腹が大きくなっていました。 【前編】では、卵巣嚢腫と子宮外妊娠の手術で、自然妊娠ができなくなったために不妊治療をはじめた優華さん。体外受精で双子を妊娠することができたという経緯をお伺いしました。 ▶続きの【後編】では、妊娠中のトラブルでおなかの赤ちゃんの命が危険にさらされてしまう体験をお話いただきます。優華さんの妊娠継続はかなうのでしょうか。そして、夫との関係はどうなるのでしょうか。
イラストレーター・コラムニスト・漫画家 陽菜ひよ子