専用マイクで本格的にカラオケも楽しめる BYDアット・スリーが一部改良で、使う楽しさをアップ
デザインはそのままに機能性を向上させる
世界最大のEVメーカーにまで急成長を遂げている中国のBYDは2022年7月に日本市場への参入を大々的に発表し、Cセグメント・サイズSUV「ATTO 3」(アット・スリー)、Bセグメント・ハッチアックの「DOLPHIN」(ドルフィン)をすでに上陸させていて、ハイエンド・セダンを謳う「SEAL」(シール)も2024年年央の発売を予告している。 【写真55枚】満を持して日本市場に導入された中国のBYDアット・スリーが一部改良を実施。本格的なカラオケもできる新しいインフォテインメント機能を備えたインテリアなど詳細画像をチェック 2023年1月に日本導入第1弾として発売されたアット・スリーが2024年3月1日に早くも一部改良を受けた。 ◆BYDの世界戦略車 世界戦略車であるアット・スリーは2022年2月に中国で販売がスタート。オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域、欧州でも発売されている人気モデルである。 ◆ブレードバッテリーを搭載 技術面でのトピックは、BYD独自開発の「ブレードバッテリー」。同バッテリーは、BYDが2021年に発表した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池で、高い安全性や航続距離の長さ、強度、長寿命を特徴としている。 プラットフォームはEV専用の「e-Platform 3.0」で、470kmの航続距離(WLTCモード)と高い安全性、フラットフロアによる広いキャビン、440リッターという実用的な荷室容量を備えている。 ◆内外装のカラーを変更 今回初めて行われた一部改良のメニューは多岐に及んでいる。新ボディ・カラーの「コスモスブラック」が採用されたほか、内装色に「ブラック/ダークブルー」を追加した。さらに、ボディ・カラーに合わせてウインドウ・トリムDピラー・プレートもブラックに変更することで精悍さを増している。テールゲートのロゴデザインも新しくなったほか、車用サンシェードがより厚みのある形状に刷新された。 また、大型タッチスクリーンのサイズが12.8インチから15.6インチに拡大され、操作性、視認性の向上も盛り込まれている。また、インフォテインメントに「BYD Store」が追加されたことで「Amazon Music」や「検索ブラウザー」、「カラオケ」の3つのアプリ取得が可能になった。 ◆検索やカラオケ・アプリを搭載 「検索ブラウザー」ではインターネット検索が可能。ただし、運転中の使用は不可となっていて、利用には携帯電話のデザリングまたは Wi-Fi に接続することが必要(データ通信料が発生する可能性がある)。データのダウンロードはできない。 カラオケ・アプリでは、車内でカラオケ音源を流せるだけでなく、別売り販売予定のマイクを使用することで、車内で本格的にカラオケを楽しむことができる。なお、マイクの販売予定時期、価格や発注方式は現時点では未定だ。 価格は登場時の440万円から10万円アップの450万円となっている。 なお、アップデートされたATTO 3の発売に合わせて2024年3月15日(金)より、HIPHOPアーティストのKREVAの楽曲を使った新しいTVCMを全国で放映中。また、Web動画広告は3月1日からスタートしている。「Expert」という楽曲に合わせ、新色「コスモスブラック」のATTO 3が駆ける疾走感のあるCMになっている。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部