中日育成・森山暁生、ボクシングトレで体幹強化! 具志堅用高や渡嘉敷勝男ら輩出の共栄ジムで体鍛えぬく
中日の育成・森山暁生投手(19)が19日、オフの取り組みとしてボクシングジムに入門することを明かした。門をたたくのは、具志堅用高や渡嘉敷勝男ら多数の世界王者を輩出した東京都新宿区の協栄ジム。2年目のシーズンを終え、「チーム内のピラミッドでは一番下にいる」と話す左腕は最後方からアッパーカットを決める。森山ら6人は台湾ウインターリーグに参加するため、この日で沖縄での秋季キャンプを打ち上げた。 宿舎までの約5キロの道のりを走りきり、森山の秋季キャンプは幕を閉じた。「合流初日に腰に違和感があって休んでしまったけど、何とか最後までやりきれました」。20日からはウインターリーグが開催される台湾で実戦経験を積む。だが、育成左腕に「休息」の2文字はない。スケジュール帳には既に帰国後の予定が書き込まれている。それはボクシングジムへの入門だ。 門をたたくのは協栄ジム。「カンムリワシ」の異名を取った具志堅用高や渡嘉敷勝男、亀田興毅ら多くの世界王者を輩出した名門中の名門。中日の内山靖允ストレングス&コンディショニング(S&C)が同ジムのトレーナーと知り合いだったことから実現。台湾から帰国後、1週間程度滞在して体をいじめ抜く予定だ。 目的は体幹強化。「僕はとにかく体幹が弱い。ボクサーのトレーニングは僕に今、足りない部分を鍛えるのにぴったり」。秋季キャンプ中もランニングやトレーニング中に体力不足を痛感した。さらにメンタル強化も狙いだ。入門を提案した内山S&Cは「彼らの世代は新型コロナウイルスの影響で追い込んだ練習があまりできていない。孤独なリングで戦うボクサーは毎日、過酷な練習を課している。若いうちに体験してみるのもいいと思った」と言う。
中日スポーツ